木曜劇場「大奥」:“家治”亀梨和也が“倫子”小芝風花につらく当たる? 実は「イイヤツなんかな」「ツンデレ萌え属性最高」 トレンド1位に(ネタバレあり)

木曜劇場「大奥」の第1話の一場面 (C)フジテレビ
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木曜劇場「大奥」の第1話の一場面 (C)フジテレビ

 俳優の小芝風花さん主演の木曜劇場「大奥」(フジテレビ系、木曜午後10時)の初回が、1月18日に75分スペシャルで放送された。のちの第10代将軍・徳川家治(亀梨和也さん)と政略結婚させられた主人公・五十宮倫子(小芝さん)が、大奥でつらい仕打ちに遭い、家治にも冷たくあしらわれるが、家治の真意が明かされる場面があり、「イイヤツなんかな」と視聴者の間で話題になった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 「大奥」は、同局で2003年6月に連続ドラマ「大奥」を放送して以来、3本の連続ドラマ、6本の単発ドラマを放送。2006年12月には映画が公開され、2007年には舞台も上演された。新シリーズは連続ドラマとしては19年ぶり。今シリーズは東映とタッグを組み、全編オール京都ロケを実施する。演出には、テレビ朝日系「科捜研の女」シリーズ、「相棒」シリーズ(同)の兼崎涼介監督を迎え、脚本は「好きな人がいること」(2016年、フジテレビ系)や「グッド・ドクター」(2018年、同)などで知られる大北はるかさんが担当する。

 舞台は江戸時代中期。景気は悪化の一途をたどり、質素、倹約、勤労の日々を強いられていた人々は、国と自分たちを豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。そんな中、閑院宮直仁親王の娘、倫子はのちの第10代将軍・徳川家治と政略結婚させられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡る。そこには1000人近くにも及ぶ将軍に仕える女性たちがいた。たった一人の天下人の寵愛(ちょうあい)を受けるべく、今、女たちの熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げる。その頃、江戸幕府を混乱に陥れようと、ある人物が陰謀を企てていた……と展開する。

 第1話は、公家の姫である五十宮倫子は、徳川家治との婚儀を控え、付き人のお品(西野七瀬さん)と支度に追われていた。倫子は幼い頃に一度だけ会ったことのある家治が「蛇のように冷たい目をしていた」とお品に話し、婚儀に気乗りしない。

 準備が整うと、大奥総取締役・松島の局(栗山千明さん)に導かれ、倫子たちは婚儀の間へ。居並ぶ重鎮の幕臣や奥女中たちが一斉に自分に平伏する様に驚く倫子。そこへ威風を帯びた家治が現れる。だが、家治の目がやはり冷酷に見える倫子は目を合わすことができない。

 その頃、家治の父で第9代将軍・徳川家重(高橋克典さん)は家治の婚儀に顔を出すこともなく、女中をはべらせて酒を飲んでいた。揚げ句の果てには寝だした家重を見て、側用人の田沼意次(安田顕さん)は「悪人には、いずれ天罰が下る」と口にする。

 一方、家治と倫子の婚儀には田安宗武(陣内孝則さん)と松平定信(宮舘涼太さん)が顔を出していた。定信は倫子に、これから暮らす大奥は、その地位をねたみ追い落とそうとする者もいると忠告する。また、京の頃より倫子に仕えるお品がいるにもかかわらず、松島は倫子の付き人にお知保(森川葵さん)をつけると言い出す。

 お知保らはお品を閉じ込め、倫子には「京に帰りたいと言っている」と伝えたり、京から運んできたお輿入れの道具を「しきたりに合わない」とすべて交換したり、倫子の着物を隠したりとあらゆる嫌がらせを倫子に仕掛ける。

 つらくなり、救い出してほしいと倫子が手紙を出した京の幼なじみで心を寄せる相手である公家の久我信道(鈴木仁さん)からの返信の文が届いていることを、お知保は家治の前で明らかにし、読み上げようとする。

 家治はその手紙を取り上げると、一瞥して倫子の前でびりびりに破いてしまう。だが、実はその手紙には信道が倫子の姉と結婚したことが書かれており、倫子が傷つかないよう、読めないように破ったのかと田沼の口から語られる場面があった。

 SNSでは、家治について「イイヤツなんかな」「ツンデレやけど中身もイケメンやで」「ツンデレ萌え属性最高」「家治様がデレを出すの待ってる」「家治様かわいいけど冷たいと思ったけど優しいお方なの?」と盛り上がり、「フジ大奥」が日本トレンド1位に輝いた。

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