放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
俳優の川口春奈さんが、明石家さんまさんが主演を務めるコメディードラマの最新作「心はロンリー 気持ちは『・・・』FINAL」(フジテレビ系、4月27日午後9時)に、今作のヒロインで、さんまさん演じる主人公の一人娘役で出演することが3月18日、明らかになった。川口さんが同局のドラマに出演するのは、「silent」(2022年10月期)以来、約1年半ぶり。
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「心はロンリー 気持ちは『・・・』」は、俳優としても活躍していたさんまさんが、三宅恵介さんをはじめとする「オレたちひょうきん族」(同局系、1981~1989年)の制作スタッフや、後に「踊る大捜査線」シリーズ(同局系、1997年ほか)や「教場」シリーズ(同局系、2020年ほか)などの脚本を手掛ける君塚良一さんとタッグを組んで作り上げたコメディードラマ。
1984年12月17日に第1作が放送され、その後シリーズ化。2003年8月29日放送の「心はロンリー 気持ちは『・・・』XI」まで11本が制作されるヒットシリーズとなった。新作は20年ぶり12作目で完結編になるという。
ヒロインは、第1作の田中美佐子さんをはじめ、第4作の今井美樹さん、第6作の黒木瞳さん、賀来千香子さん、第10作の松下由樹さん、第11作の飯島直子さんら、そうそうたる顔ぶれが務めてきた。
今作では、定年を間近に控え、“最後の事件”に挑む1人のベテラン刑事の轟木竜二(さんまさん)と、その家族の物語が情感豊かにつづられる。川口さん演じるヒロイン、寺沢和来(てらさわ・わく)は、警察官である父に対し、愛憎相半ばの複雑な感情を抱き続けている役どころ。さんまさんとどんな“父と娘”を表現するのか注目される。また、川口さんは、劇中の随所にちりばめられたギャグシーンにも参加するという。
川口さんだけでなく、ワンシーンのみに出演するゲストも含め、約60人もの豪華なキャストが多数出演予定だという。
さんまさんと川口さんのコメントは以下の通り。
――「心はロンリー 気持ちは『・・・』FINAL」を制作することになった経緯を教えてください。
「心はロンリー~」は、毎回、細かいギャグまで作り込んでるんで、制作費もすごく掛かるんですね。だから、もう二度とできないだろうなとあきらめていたんですが、ある日フジテレビの元スタッフから、“「心はロンリー」をもう一度やってください”とお願いされまして。彼が言うには、「僕は『心はロ「でも、たとえ自分が関われなくても、『心はロンリー』の新作を作ってほしいんです」と言われて。そんな熱い思いに心打たれて、動き出した企画なんです。ただ、今日に至るまで、だいぶ苦労しましたけどね。そもそも最初、プロデューサーの渡辺俊介に話を持っていったら、「無理でしょ」って笑われましたから(笑い)。あと、総合演出の三宅(恵介)さんが、今どきのテレビの作り方が分かってない(笑い)。お金の計算が全くできなくて、えらいことになってたみたいです(笑い)。
――ずばり、シリーズの魅力とは?
良くも悪くも、伝わりにくいギャグが多いっていう(笑い)。特に初期の頃は、打ち合わせを夜遅くまでやってたんで、ほとんどが深夜3時くらいに思い浮かんだギャグなんですよ(笑い)。思いついたときはみんなでゲラゲラ笑ってるんだけど、実際に撮影して、あとで見てみたら全然面白くない……ということも多々ありました(笑い)。ギャグの意味が分からないってよく言われるんですけど、逆にそこがたまらないと言ってくれるファンもいるんで、そこは見どころなのかなと。今回は、これまでよりも分かりやすいように作ったつもりではあるんですが、それでも、1回見ただけでは気が付かないギャグもたくさんあると思います(笑い)。
――ヒロインの川口春奈さんの印象は?
こういう特殊なドラマなんで、最初は断られると思ってたんです。でも、ダメもとでオファーしてみたら、即オーケーの返事が返ってきて。びっくりしましたね、「大丈夫?」って(笑い)。で、いざ撮影が始まったら、さらに驚いたことがあって。彼女は、現場でいきなり「これやってくれ」「あれやってくれ」って言われても、戸惑ったり、疑ったりするところが一切ないんですよ。「はい、分かりました!」言うて、全部やってくれる。それと、お芝居の“抜き方”が抜群にうまいんです。そのへんの呼吸も、すごく僕と合うなと思いました。
――放送を楽しみにしている視聴者の皆様へ、メッセージをお願いします。
とにかく、一生懸命頑張りましたので、ぜひ見ていただけたらと思います。ちなみに今回、“ファイナル”と謳(うた)っていますが、私としては、「ファイナルプラスワン」なのか、「シン・心はロンリー」なのか、どうにかタイトルを考えて、次回作をもくろんでおります(笑い)。
――出演のオファーを受けたときの率直な心境をお聞かせください。
この作品のことは存じ上げていなかったので、最初は、フジテレビの大きな企画で、さんまさんと親子役で……というお話を突然聞かされて、びっくりしちゃいました。ただ、バラエティーではなく、ドラマという枠組みで、しっかりお芝居をするということだったので、とてもうれしかったです。
――明石家さんまさんとの共演はいかがでしたか?
撮影が始まるまで、実はずっと緊張していたんです。もちろん楽しみな気持ちもありつつ、一方で「どうしよう、自分にできるかな……」という不安もあって。でも撮影の初日、さんまさんが、さんまさんのままで(現場に)入ってこられたんです(笑い)。その姿を見た瞬間、一気に緊張が解けて、リラックスできたのを覚えています。
――撮影現場はいかがでしたか?
こんなに楽しい現場は初めてじゃないかと思うくらい、とにかく楽しかったです! 普段のドラマの現場とは全く違って、どのシーンの撮影も、お祭りのような感じで。「ドラマを撮っているんだけど、ドラマを撮っているんじゃない」みたいな(笑い)、でも、すごく中身の濃い、独特な空気感を味わっていました。
――放送を楽しみにしている視聴者の皆様へ、メッセージをお願いします。
長年にわたって、そうそうたるキャストの皆様、スタッフの皆様が作り上げてきた、素晴らしい作品のファイナルに呼んでいただけて、すごく光栄です。私にとって、一生自慢できる経験になりました。見ていてハッピーになれる場面が随所にちりばめられている作品ですので、ぜひご覧ください。
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