海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第52回が、6月11日に放送された。同回では滝藤賢一さん演じる多岐川幸四郎が初登場し、花岡(岩田剛典さん)の死について、寅子(伊藤さん)と言い争いになりかけるシーンが描かれた。
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第52回では、GHQからの通達により、桂場(松山ケンイチさん)らは家庭裁判所設立に向けて動き出す。
家庭裁判所設立準備室に異動することになった寅子。寅子たちの仕事は、従来からある少年審判所と新しくできた家事審判所を合併させ、2カ月後には全国に家庭裁判所を発足させる、というものだった。
寅子が家庭裁判所設立準備室に行くと、多岐川が突然スルメを勧めてくる。さらに昼間から「飲めば体が温まる」と言い出し、寅子は困惑する。準備室には大学時代の同期・稲垣(松川尚瑠輝さん)、“発芽玄米”小橋(名村辰さん)の姿もあった。
寅子や稲垣が、餓死した花岡とも同期であると知った多岐川は「君たちあのバカたれ判事の同期なのか。法律を守って餓死だなんて、そんなくだらん死に方があるか?」と話し始める。
寅子は「そんな言い方あんまりです。撤回してください」とすぐさま反論するが、多岐川は「撤回なんてするか。人間、生き残ってこそだ。この中にヤミ米を食わなかったやつがいるか? つまり、そうしなければ生きられなかったということだ」と自分の主張を曲げない。
寅子は「私も彼の死に納得はしていない。でも花岡さんは悩み抜いてあの決断を……」と負けじと言うが、多岐川は「やめだ! やめ! この議論は平行線だ。君も正しい、俺も正しい。それでいいだろ。ケンカほど時間のムダはない」と強制終了した。
SNSでは「多岐川さんの発言にはイラッときたけど、花岡さんの死を神格化してはいけないんだよな」「なぜ彼がそんなものを罪のように背負わねばならなかったのか。多岐川の深い怒りにも思える」「花岡評は酷い表現ではあるけど、彼は彼なりに怒っているんだと思うなぁ」「多岐川の言葉を改めて読み込むと、花岡の死にかなり心を痛めてる、と受け取れる」とさまざまな感想が書き込まれていた。
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