良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
故・田村正和さん演じる刑事・古畑任三郎が、完全犯罪をもくろむ犯人たちの難解なトリックを、卓越した推理力で解いていくフジテレビの人気ドラマシリーズ「古畑任三郎」。1994年の放送開始から30周年を迎えたことを記念して、フジテレビの平日午後1時50分~3時45分の再放送枠「ハッピーアワー」で各日2話ずつ放送されている(関東ローカル、TVerとFODで配信)。ここでは、6月13日放送の第3シリーズ第6話を紹介する。
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俳優の市村正親さんがオーケストラの指揮者役でゲスト出演した第3シリーズの第6話(初放送は1999年5月18日)。出演は田村さん、市村さん、西村雅彦さん、石井正則さんら。脚本は三谷幸喜さん。
物語は……甲陽フィルの常任指揮者、黒井川尚(市村さん)は、愛人のビオラ奏者、滝川ルミ(待田しおんさん)から別れ話を切り出され、ルミのマンションでカッとなって殴り殺してしまう。
外は雨が降っていた。黒井川は事故死に見せかけようと指紋を拭き取り、ルミの死体を外階段の下に運ぶ。演奏会に向かう途中、雨で足を滑らせたという単純な事故に見せ掛けようとしていた。
捜査のために現場にやってきた古畑(田村さん)は、ルミの左ポケットに鍵が入っていたこと、熱帯魚の水槽のエアポンプが止められていたことなどから、事故死に疑いを持つ。早速、その日の演奏会のために、すぐにルミの代役を呼んだ黒井川を問い詰める。
その場を逃れた黒井川は、ルミに思いを寄せていたクラリネット奏者の石森(橋本さとしさん)に罪を着せようと工作する。捜査の目は石森に向くが、古畑は黒井川の犯行と断定し、石森に協力を求める。
だが、まだ黒井川を追い詰めるまでには至らなかった。そこで古畑は、絶対音感の持ち主である黒井川でなければありえない犯行現場の状況に気づく。それは水槽のポンプが止まっていたことだった……。
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