虎に翼：「寄り添って一緒にもがきたい」寅子が航一にかけた言葉が話題　「実質プロポーズ」「関係性に変化出てきそう」

　伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「虎に翼」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第90回が8月2日に放送され、過去を打ち明けた航一（岡田将生さん）に、寅子（伊藤さん）がかけた言葉が、視聴者の間で話題になった。

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　第90回では、放火事件の判決後、寅子は、航一たちと涼子（桜井ユキさん）たちが営む喫茶店「ライトハウス」を訪れる。そこで偶然、杉田太郎（高橋克実さん）と次郎（田口浩正さん）に出くわす。戦争で娘と孫を亡くした太郎の「戦争を止めることはできなかった」という言葉をきっかけに、航一は戦争中に経験した「ある秘密」を語り始める。

　航一は、日米開戦の前に、内閣総理大臣直轄の「総力戦研究所」に身を置いていたことを告白。そこで模擬内閣を発足させ、日米戦を想定した総力戦の机上演習を行ったが、結果は日本の敗戦。航一たちは机上演習の結果を国の中枢を握っていた人間に報告したが、その結果は聞き入れられることなく、日本は米国との戦争に突入。戦争は机上演習をなぞるように進み、日本は敗戦を迎えたという。

　涙ながらに過去を打ち明けた航一が「外で頭を冷やしてきます」と席を立つと、寅子も店の外へ。寅子は「航一さんの立場だったら、周りがなんと言おうと、私も自分のせいじゃないとは言えない。ごめんなさいと謝ることしかできない。そう思いました。でも、だからこそ、少し分けてくれませんか？　航一さんが抱えているもの、私に」と告げる。

　続けて「あなたが抱えているものは、私たち誰しもに、何かしらの責任があることだから。だから、バカの一つ覚えですが、寄り添って一緒にもがきたい。少しでも楽になるなら……」と語りかけると、航一は泣き崩れ、嗚咽をもらした。寅子はそんな航一に寄り添い、背中をさすった。

　SNSでは「寅ちゃんそれ、実質プロポーズやん！」「航一さん勘違いするぞ……」「寅子の言葉が航一には刺さるよね」「客観的に見たらプロポーズ級の愛の告白に聞こえる」「航一さんと寅子の関係性にも変化が出てきそうね」といった声が上がっていた。