伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第116回が、9月9日に放送され、滝藤賢一さん演じる多岐川の現状が明らかにされ、視聴者から心配する声が上がった。
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第116回では、8年にも及ぶ「原爆裁判」を終えた寅子(伊藤さん)たち。よね(土居志央梨さん)と轟(戸塚純貴さん)は、岩居(趙珉和さん)と共に原爆の被害者を救済する弁護団を結成する。昭和43(1968)年、多岐川の元を寅子が訪れ……と展開した。
ここで、多岐川の現状について、尾野真千子さんのナレーションで「がんを患い、手術をした多岐川は、仕事を休み、治療に専念していました」と解説が入る。
「退院おめでとうございます」とあいさつする寅子に「おお、よく来たな」と笑顔を見せ、「腹の傷、見るか?」と軽口をたたく多岐川。寅子から「結構です」と断られ、声に出して笑うが、その後は布団に横になったままだった。
そこへ、汐見(平埜生成さん)と“ヒャンちゃん”こと香淑(ハ・ヨンスさん)の長女の薫(池田朱那さん)が帰宅するが、薫は自分の母が朝鮮人だったことを教えられて以降、親子関係はぎくしゃく。多岐川は薄目を開け、そんな薫のことをどこか心配そうに見つめた。
第24週「女三人あれば身代が潰れる?」(9月9~13日)の予告が公開された際も、床にふす様子などが話題になっていた多岐川の姿に、SNSでは「久しぶりの出番なのに」「久しぶりにタッキーと思ったら、病床なんだな」「多岐川さん、闘病されていたか」「この頃のがんは不治の病だったからなあ」「昭和43年のがん。不治の病だよ」といったコメントが寄せられた。
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインの寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。
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