良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
高石あかりさん主演の2025年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」で、ヒロイン・松野トキ(高石さん)と夫婦となるヘブンを、英国出身の俳優、トミー・バストウさんが演じることが11月27日、明らかになった。同役は、明治時代の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がモデル。ここでは、バストウさんのこれまでの活動について紹介する。
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バストウさんは1991年8月26日生まれ、英国出身の33歳。2007年にロックバンド「FranKo」を結成し、リードボーカルとして現在も活動中。2008年には「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」でメジャー映画に初出演し、英国で俳優としてのキャリアをスタートさせた。
2018年からは米国にも活動を広げ、「第76回エミー賞」で史上最多18冠を受賞した、真田広之さんがプロデュース・主演を務めたドラマ「SHOGUN 将軍」で、メインキャストの一人であるマルティン・アルヴィト司祭役を演じ、一躍注目を集めた。10年間ほど日本語を学んでおり、作中では堪能な日本語を披露している。
日本語は「独学」で学んだといい、日本語を学び始めたきっかけについて「子供の頃にお父さんが映画大好きで、世界中の映画をたくさん見せてくれました。なぜか分からないけど、日本の映画に特にひかれました。きっかけは日本の黄金時代の映画です」と説明。
特に黒澤明監督の映画が好きだといい、「三船敏郎さんはすごく渋い。彼の演技のおかげで日本語を勉強し始めました。たくさんの日本の映画を見ましたが、残念ながら日本語を勉強するためには黒澤さんの映画はすごく分かりにくい」と明かし、記者陣を笑わせていた。
「ばけばけ」で演じるヘブン役のオーディションは、国内は246人、海外からは1521人(アメリカ1352人、イギリス149人、オーストラリア・ニュージーランド20人)の合計1767人の応募があった。書類選考、リモート動画選考、面談を経て、最終審査のカメラテストは日本で実施し、10月に決定したという。なお、2014年度後期の朝ドラ「マッサン」のオーディション応募は、国内232人、海外289人の計521人で、今回の応募総数は「マッサン」の約3倍にのぼった。
バストウさんは10月に来日し、現在は日本語学校で勉強中だという。ヒロインの高石さんとは、この日が初対面。高石さんは、バストウさんについて「スタッフの皆さんから『誰もが虜(とりこ)になるような人です』と聞いていたので、どんな方だろうと思っていたら、本当に明るくて優しい方」と印象を語った。
「ばけばけ」は、外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。脚本は、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などをてがけたふじきみつ彦さんが担当する。
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