横浜流星:大河「べらぼう」は「全てが挑戦」 主人公・蔦屋重三郎の着物は緑色「緑には縁がある」

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の初回試写会に出席した横浜流星さん
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の初回試写会に出席した横浜流星さん

 俳優の横浜流星さんが12月16日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(2025年1月5日スタート)の初回試写会に出席した。横浜さんは今作は「全てが挑戦」だといい「自分が触れてこなかった世界観。NHK作品に出演するのも初めてで、大河ドラマも初めてで、主演を務めさせていただくので挑戦だらけ。だからこそ壁が高いので、しっかりと乗り越えられたらいいな」と意気込んだ。

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 演じる蔦屋重三郎の着物の色が緑色なことについて「(監督たちと)いろいろ話し合った。江戸時代は青がはやっていた色だったようなのですが、青だと、登場人物がたくさんいる中で埋もれてしまう。エネルギッシュで埋もれないように緑になりました。柄がないと落ち着いてしまうので、ちょっと縞(しま)模様があったり、一章はずっとこの着物で行くのでユニホームみたいな感覚です(笑)。二章、三章と色は変わっていくので、そこも楽しんでいただけたら」と紹介しつつ「緑には縁があるので、戦隊やっていたときもグリーンだったので」と、出演していた「烈車戦隊トッキュウジャー」(2014~15年)からの“縁”にも触れた。

 役作りでは、映画「HOKUSAI」(2021年)で蔦屋重三郎を演じた阿部寛さんにも話しを聞いたといい「当たり前のことですが、生まれ育った場所に行って空気を感じたり、阿部さんから言葉をもらったり、でもそこを大事にしながらも、(脚本の)森下(佳子)先生の世界で生きることが大事なので、あくまでそこに落とし込みながら」と話した。

 そして「僕も2日前に完パケで第1話を見て、撮影している時から感じてはいましたが、新たな大河ドラマになりました。合戦はありませんが、商売の戦いが描かれますし、展開もスピーディーで痛快なエンターテイメント作品になっています」とアピールした。

 横浜さんと共に、脚本の森下さん、演出の大原拓さん、制作統括の藤並英樹さんも出席した。

 「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎の生涯を描く。制作側は「親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった快男児」と銘打つ。

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