高橋文哉:「あんぱん」“健ちゃん”赤紙が届いたシーンは「カレーの味がしなかった」 役作りで1週間で5キロ減量「干し芋1日1枚を3日間」

連続テレビ小説「あんぱん」で辛島健太郎を演じる高橋文哉さん(左)と柳井嵩役の北村匠海さん (C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」で辛島健太郎を演じる高橋文哉さん(左)と柳井嵩役の北村匠海さん (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演している高橋文哉さん。嵩(北村匠海さん)の東京高等芸術学校時代の同級生・辛島健太郎役の高橋さんが、戦争シーンの役作りについて語った。

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 「あんぱん」は、やなせたかしさん(1919~2013年)と暢さん(1918~1993年)夫婦がモデル。2人が出会い、あらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

 高橋さん演じる健太郎は、嵩の東京高等芸術学校時代の同級生で福岡出身。若い頃に友人がいなかった嵩にとっての真の友人。嵩より先に出征していたが、小倉連隊で再会するという役どころ。

 第10週で健太郎に赤紙が届いたシーンを振り返り、「嵩と二人でカレーを食べながら、赤紙が来たことを報告するシーンは、僕としても初めて見る健太郎だなと思いました」と語る。

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 「嵩と積み重ねてきた思い出があるからこそ、彼にむかって赤紙という言葉を口にするのがすごく苦しかったですし、カレーの味がしなかったことを今でも覚えています。今後の健太郎の人生においても、すごく記憶に残る日になるんだろうなと思いました」

 第11週、第12週で描かれた過酷な戦争シーンも話題となったが、「戦争のシーンは、撮影しながらも、これが実際に起きていたのだということに、どうしても現実味が感じられませんでした。しかし、それでも自分がお芝居で体感して演じなくてはいけないので、大きな責任があるなと思っています」と明かす。

 「事前に、当時の戦争について記されている本を監修の方からいただいて。文面だけでは理解できないことは、聞いたり、自分で調べたりして臨みました。上の立場の人から手をあげられることがたくさんあったそうで、お芝居の中でも目上の人と接するときには、緊張感を持って身構えていました。戦争のシーンでは、常に背筋が伸びていた感覚があります」

 高橋さんは、戦争シーンの役作りとして減量にも取り組んだという。

 「元々、健太郎を演じる上で、福岡から東京に出て来た子の雰囲気が出せればいいなと思い、5キロくらい増やしていたのですが、戦争のシーンに向けて1週間で5キロ落としました。戦争中は芋を1日に1本しか食べられなかったとお聞きして、そこから自分も、干し芋を1日1枚食べるという生活を3日くらいやっていました。あとは乾パンを食べてみるなど、なるべくできるところはやろうといった気持ちでしたね」

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連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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