松村和子:野口五郎に渡したおしぼりで「ビビビッ」 小学5年生で運命の出会い いちずに追いかけて歌手に 「徹子の部屋」で

7月1日放送の「徹子の部屋」に出演した松村和子さん=テレビ朝日提供
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7月1日放送の「徹子の部屋」に出演した松村和子さん=テレビ朝日提供

 63歳の歌手、松村和子さんが、7月1日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。歌手になるきっかけとなった野口五郎さんとの出会いやデビューについてなどを語った。

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 小学5年生のとき、北海道で南沙織さんと野口さんのジョイントコンサートがあった。興行を手がけていた父の主催のコンサートだったため、野口さんの楽屋に連れていってもらった。楽屋に入ると野口さんはカニを食べていたという。「和ちゃん、おしぼり渡してあげなさい」と言われて渡すと、野口さんは無言で受け取ったが、その時におしぼりからビビビッと電気が走ったような感覚を受けた。ステージで見た野口さんの歌声とかっこよさに「ファンになっちゃって。一目ぼれって言うんですかね。すぐファンクラブに入った」と明かす。

 「どうすれば五郎に会える? そうだ歌手になろう」と野口さんに会うためには歌を歌わなければと考えた松村さん。興行を手がけていた父の芸能事務所に、中学を卒業してすぐに入れてもらった。民謡歌手だった母は好きなことをやりなさいという考えだった。

 そんな生活が3年ほど続いた頃、東京で民謡のオーディションがあると聞き、「ついに来たかと思いました。五郎に会えるじゃんと思って」と喜んだ。父の知り合いの人に頼み込み、番組のスタジオに入れてもらい、収録を観覧して、「それだけで気持ちよくなって帰った」という。

 民謡オーディションがきっかけで、「演歌でデビューしないか」という話が来た。デビューは4月21日だった。その翌日の22日の収録で野口さんと一緒になった。「どういうふうに自分が歌ったのかすら忘れるくらい舞い上がっちゃって」といい、「本当に五郎さんに会いたくて、もう歌手しかないと思ったので、もし会ってなかったら、今どうなってるんでしょう」と振り返った。

 52歳の時に1型糖尿病を発症。インスリンを打ちながらステージに立っている。「大変だけどしょうがない。病気に選ばれたと思いながら」と、今も昔と変わらないキーを維持してステージに立っている。

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