くいしん坊!万才:フジテレビの長寿番組、50年の歴史に幕 放送回数は計6599回 11月22日に最終回

「くいしん坊!万才」の終了が発表(C)フジテレビ
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「くいしん坊!万才」の終了が発表(C)フジテレビ

 1975年にスタートしたフジテレビの長寿番組「くいしん坊!万才」が、50年の歴史に幕を下ろすことが10月16日、分かった。同番組は1月26日から放送を休止していたが、10月26日午後5時25分から放送を再開、11月22日午後1時半からの特別番組をもって終了となる。

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 10月26日の放送では、32年間番組のカメラマンを担当した元番組スタッフの鹿児島県霧島市の家を訪ねる。定年後に始めた米作りで収穫した新米を前に、延べ1000回以上の最多出演を誇る松岡修造さんが目に涙を浮かべながら、ひと口をかみしめる。

 11月2日は、老舗でありながら新たな挑戦を続けるかまぼこ店を訪問し、鹿児島の郷土料理「つけあげ」を紹介。11月9日は、黒酢発祥の地である霧島市福山町の黒酢専門レストランを訪れ、長い歴史を誇る伝統の味と職人技が光る黒酢を使ったスペシャル料理を堪能。11月16日は、100年以上続くホテルで、大鍋を使った独特のしゃぶしゃぶを味わう。

 最終回の11月22日の特別番組は、番組にゆかりのある歴代くいしん坊たちの食の歩みを特集。一番おいしかった料理や思い出の料理など、“一生忘れられない味”を紹介する。松岡さんは、25年にわたる自身のくいしん坊人生のターニングポイントとなった料理を再訪する。

 「くいしん坊!万才」は、「いい味、いい旅、いい出会い」をテーマに全国各地の郷土料理、名物料理、特産物などの食べ物を訪ね、その土地の歴史や文化、人々の暮らしにふれあい、「食べることの喜び」「人々との出会いの楽しさ」を求める番組。レギュラー放送が終了する11月16日までで、放送回数は計6599回(1975年6月30日~2025年11月16日放送分のレギュラー放送)となった。

 ◇歴代くいしん坊(敬称略)

 初代:渡辺文雄 1975年6月30日~1977年7月3日通算515回(2年)
 2代目:竜崎勝 1977年7月4日~1978年12月31日通算390回(1年半)
 3代目:友竹正則 1979年1月1日~1981年12月31日通算794回(3年)
 4代目:宍戸錠 1982年1月1日~1983年12月30日通算509回(2年)
 5代目:川津祐介 1984年1月4日~1984年12月30日通算228回(1年)
 6代目:梅宮辰夫 1985年1月1日~1987年12月30日通算623回(3年)
 7代目:村野武範 1988年1月3日~1990年12月30日通算617回(3年・当時は武憲)
 8代目:辰巳琢郎 1991年1月6日~1993年12月29日通算606回(3年)
 9代目:山下真司 1994年1月4日~1997年12月30日通算782回(4年)
 10代目:宍戸開 1998年1月4日~1999年12月27日通算284回(2年)
 11代目:松岡修造 2000年1月10日~2025年1月19日現在通算1247回(25年)

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