良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)。11月30日放送の第46回「曽我祭の変」では、定信(井上祐貴さん)たちの間者となっていた大崎(映美くららさん)が、一橋治済(生田斗真さん)から毒入りまんじゅうを食わされ、命を落とした。これまでも劇中で描かれきた人の死について、脚本の森下佳子さんが考えを明かした。
あなたにオススメ
朝ドラ:来年度後期は「ブラッサム」 主演は石橋静河 モデルは…
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。今作では、戦こそなかったものの、初回から、身に付けていたものをすべてはがされ、全裸で捨てられた朝顔(愛希れいかさん)はじめ、多くの死が描かれてきた。
浅間山の噴火を発端にした米不足、米騒動の最中、連鎖的に最期を迎えたふく(うつせみ、小野花梨さん)と新之助(井之脇海さん)、その二人の間に生まれた赤ん坊(とよ坊)の死は、吉原から“足抜け”に成功と、“幸せな未来”を視聴者にも一度、見せていただけに、より悲劇的でもあった。
森下さんは「歴史って無数の死の塊(かたまり)じゃないですか。その死の形が語られている人って、ほんの一握りでしかなない」とも考え、新之助に限って言えば、江戸で発生した打ちこわしには「リーダーがいたんじゃないか」という話が残っていたため、森下さん自身がそのリーダーを「書きたい」と生まれたキャラクターであったため、「すごくひどい言い方をすれば、愛されようが、愛されまいが死ぬんです。すみません!」とキッパリ。
また、うつせみととよ坊に関しても「飢饉のひどさとか、天災のひどさとかって、言葉で語るか、死体の山でしか語られないじゃないですか。私はそれが、自分で見ていて一つ、胸に来ないんですよね。それは(死体の山が)知らない人だからなんですよ。なんで今回はちゃんと、その人の人生を語った上で犠牲になってもらおうって。『ひどい』と言われることが大事なんだろうなと思って」と意図を語った。
視聴者の反響については「なんかすごい鬼って言われて(笑)」と明かす森下さん。もちろん、視聴者が言う“鬼”とはほめ言葉だが、「私、どちらかというとオリキャラくらいしか(自分からは)殺してないんだけどなって。怒る先は史実じゃないだろうかってずっと思っていました」と冗談まじりに、本音を漏らした。
漫才コンテスト「M-1グランプリ2025」(ABC・テレビ朝日系)の決勝が、12月21日午後6時半からに放送される。史上最多の11521組から選ばれた10組が“漫才日本一を争うが…
アプリサービス「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」のオリジナル作品で、歴代仮面ライダー作品の女性キャラクターが集結したスピンオフ「ガールズリミックス」シリーズの第4弾「仮面ライダ…
12月22~26日に放送される黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、月~金曜午後1時)のラインアップが発表された。22日は俳優の吉永小百合さん、23日は歌舞伎…
お笑いコンビ「博多華丸・大吉」と鈴木奈穂子アナウンサーがキャスターを務めるNHKの朝の情報番組「あさイチ」(総合、月~金曜午前8時15分)。12月22日は「正月太りを防ぐ!たまっ…