俳優の高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第104回(2月26日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時10分の72.9%だった。
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
第104回は、ヘブン(トミー・バストウさん)の前で、吉野イセ(芋生悠さん)と村上茂吉(緒方晋さん)が言い伝えを語り合う場面の続き。2人が挙げた言い伝えは知っているものばかりで、次第にヘブンは不機嫌に。その時、トキ(高石さん)は「イセが呪われている」話をしてほしいとお願いする。頑なに語ろうとしないイセだが、ついに重い口が開かれる。
テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、序盤と中盤が前日に続き、60%台前半をウロチョロするやや低調な状態だったが、午前8時10分にいきなり70%台を記録。終盤は主に60%台後半をゆっくり下っていくグラフを描いた。
頑なに語ろうとしないイセが、ようやく「呪(のろ)い」について説明するのが午前8時5分台後半から午前8時9分台の前半まで。じらしにじらされたイセの呪いの話が始まったのだが、注目度は61~63%でほぼ横ばい状態が続く。
イセの話はこうだ。イセが10歳の頃、両親が相次いで病死。村には1軒の家で1年のうちに2人亡くなると、すぐに3人目が亡くなり、4人目から先はたとえ生き延びたとしても呪われた一生を過ごすという言い伝えがあり、わら人形を入れた「人形の墓」を作れば、呪いを避けられると言われていた。
しかし、イセと兄はそんな話は迷信だと人形の墓を作らなかった。すると兄も亡くなり、残されたイセは慌てて「人形の墓」を作ったが、イセも生死をさまようほどの大病にかかり、借金苦に見舞われた。親戚からも家を追い出されるなど、呪われるように生きてきたイセは、以来、言い伝えを信じるようになったと明かす。
あまりに重い話にその場は静まり返る。話を始める前に茂吉は隣の部屋へ“避難”。話が始まると、女中のクマ(夏目透羽さん)や司之介(岡部たかしさん)もその場から逃げ出していた。イセは「だけん、嫌やったとです。こん話ばすると、こぎゃんふうになるけん」と後悔し、その場を立ち去ろうとする。
この日の最高値72.9%を記録した午前8時10分はこの直後の場面だ。トキはいきなり立ち上がると、イセが座っていた場所に素早く腰を下ろす。茂吉が「まだぬくもっとる……。あんたが呪われるばい」「言い伝えば、ばかにしたらいかんですよ」と心配するが、トキは「ばかになど……。むしろ……信じちょります!」と断言し、「呪われるとか……楽しくて……ゾクゾクします……」とうれしそうに語る。ここまでが10分台だ。
続く午前8時11分台は、次第に呼吸が荒くなったトキが「来た……感じちょる。うわ~こんなに重たいんだ。頭が……痛い……」と自身の“状況”を説明。続けて「大丈夫か分からんけど……楽しい……。おイセさん……不幸せ……私に乗り移ったけん。これからはきっと……ええことある。昔は私も……ええことなかった。だけど、今は……ええこと、いっぱいある!」と笑顔を見せる。この辺までが11分台。注目度は68.5%まで低下するが、すぐに午前8時12分台で69.9%に再浮上する。
12分台は、「今は……ええこと、いっぱいある!」と言うと、そのまま笑顔で興奮状態が続くトキの様子を見て、イセも微笑む。そして、イセが「ありがとうございます」と感謝を伝えると、それを聞いてほっとしたのか、トキはその場に倒れ込んでしまう。
人のぬくもりの上に座ると不幸せが移るという言い伝え。トキはまさにそれを実行して、ドラマが急展開を迎えた場面が午前8時10分台だった。思わぬ行動をとったトキは一体どうなるのか? 視聴者も一気に視線がクギヅケになったのだろう。
呪われているのか、単にワクワクが大きかっただけなのかわからないが、その後のトキの不思議な反応に、視聴者はやや注目度は下がりながらも注視し続け、午前8時12分台にトキが倒れたことで再び注目度が跳ね上がったのだろう。
午前8時13分台は、その夜、書き物をしているヘブンの書斎にトキが入ってくる。気づいたヘブンが「オイセサンノハナシ……カナシイ。デモ……オトキサン、スバラシ」と伝えると、トキは「ただの……呪われたがりなだけですけん」と笑う。トキは単純に善人のヒロインという設定ではなく、「呪われたがり」というのがいい。なかなか、いい夫婦になってきた2人のやりとりが心にしみるシーンで、注目度はやや下がったものの68.3%と比較的高い注目度を保った。
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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