トミー・バストウ:「ばけばけ」撮影で大阪生活「関西人っぽくなった」 今後も日本での活動に意欲「舞台にも挑戦してみたい」

連続テレビ小説「ばけばけ」でトミー・バストウさん演じるレフカダ・ヘブン(C)NHK
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連続テレビ小説「ばけばけ」でトミー・バストウさん演じるレフカダ・ヘブン(C)NHK

 高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、主人公・トキ(高石さん)の夫、レフカダ・ヘブンを演じているトミー・バストウさん。ドラマは最終週の放送を残すのみとなったが、撮影で大阪に滞在し「関西人っぽくなった」というバストウさんが、いまの思いや今後の展望について語った。

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 ◇朝ドラ出演は「夢がかなったよう」

 オーディションを経て、1767人の中からヘブン役に抜てきされたバストウさんは現在34歳。14歳から俳優業をスタートさせ、真田広之さんがプロデュース・主演を務めたドラマ「SHOGUN 将軍」で、メインキャストの一人であるマルティン・アルヴィト司祭を演じ、注目を集めた。

 20年の俳優人生は順風満帆ではなく、仕事がない時期もあったという。バストウさんは「朝ドラにレギュラー出演が決まって、1年間仕事があることはとてもありがたいです」と笑顔を見せる。

 「子供の頃から父親に世界中の映画を見せてもらって、日本の映画もよく見ました。特に黒澤明監督の映画と三船敏郎さんが大好き。映画好きの少年時代から、ずっと俳優になりたいと思っていました。10年以上日本語を勉強して、子供の頃から日本が大好きだから、日本のテレビ番組、しかも朝ドラに出演できるなんて、夢がかなったような気持ちでした」

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 「ばけばけ」出演の喜びを噛(か)みしめながらも、撮影に入る前は戸惑いもあったという。バストウさんは「小泉八雲さんは偉人だから、どう演じたらいいか、責任を感じて緊張しました」と振り返る。

 「けれど、面白いことに、彼のお墓を訪ねてから、気持ちに変化がありました。八雲さんを偉人と捉えるのではなく、一人の人間として感じられるようになったんです。八雲さんは僕と同じで、知らない国に来て、全身全霊で頑張っていた。そこにすごく共感しました。彼はただの人間、僕もただの人間。そう思えるようになったことで、役に入りこむことができました」

 ◇高石あかりの印象は?

 夫婦役を演じる高石さんとは、撮影当初から息ぴったりだったという。バストウさんは「出会った瞬間から、とても優しく話しかけてくれました。あかりさんとお芝居できることが、本当に有意義な経験になりました。僕の芝居は、あかりさんのおかげ。感情的な演技が自然と出てきます」と語る。

 物語序盤では、雇い主と女中の関係だったヘブンとトキ。次第に引かれ合い、夫婦となったが、ヘブンがトキを好きになったのはいつ頃だったのだろうか。

 この問いに、バストウさんは「ヘブンが病気になったとき、トキの看病のおかげで元気になって、『ああ、いいお嫁さんになるだろう』と思ったんだと思います。それと、あかりさんの芝居のおかげです」と回答。

 「あかりさんの表情やジェスチャーがとても可愛らしくて、ヘブンとしてだけでなく、トミーとしても、キュンとしました。僕も恋に落ちたかも(笑)」と冗談交じりに語り、高石さんの演技をたたえた。

 ◇今後の展望は?

 日本語が堪能で、親日家として知られるバストウさん。「ばけばけ」の撮影で日本に滞在した日々を振り返り、「大阪に住んでいたので関西人っぽくなったと思います」と笑う。

 「『知らんけど』『なんでやねん』『わからへん』が自然と口から出た経験もあります(笑)。スタッフさんに食事に連れて行っていただき、大阪で友達もたくさんできました。大阪の人は人懐っこくて話しやすいですし、東京よりもゆったりとした雰囲気があるから、僕に合っているのかもしれません」

 ヘブンを演じるにあたり、山ほどある伝記や小泉八雲の手紙を読み、姿勢や歩き方まで変えるなど、1年かけて役作りを続けてきた。そんなバストウさんにロールモデルとなった俳優を尋ねると、「クリスチャン・ベールとマルコム・マクダウェル」という答えが返ってきた。

 「クリスチャン・ベールは、出演作によって体重を増減させるなど、姿形が変わるぐらい役にコミットするのが素晴らしいなと思います。マルコム・マクダウェルは映画『時計仕掛けのオレンジ』の主人公を演じた俳優。僕の父が8歳の時にこの映画を見させてくれて、そのおかげで俳優になりたいという思いが芽生えました。過激な作品ですが、主人公のアンチヒーローぶりに引かれました。日本の俳優では三船敏郎さん。とにかく渋いの一言につきます」

 すっかり日本にもなじみ、「亡くなるまで日本で仕事を続けていきたい」と今後の展望を語る。

 「朝ドラが終わってイギリスに帰っても、また日本の仕事をしに帰ってきたいです。日本では、いつか舞台にも挑戦してみたいですね。テレビや映画もいいですが、もっと生の反応を感じたいです。あとは、僕がボーカルを務めるバンド『FranKo』の世界ツアーがしたいと思っています」

 最後に、視聴者に向けて「日本で仕事ができて、皆さんからいい評価をいただいて、本当に感謝していますし、光栄に思っております。本当にありがとうございました!」とメッセージを送った。

「ばけばけ」最新の人物紹介図を公開! 熊本編の登場人物を追加

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
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