冬のなんかさ、春のなんかね
第10話(最終回) 冬の晴れた日に
3月25日(水)放送分
高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。3月27日の放送でついに最終回を迎え、半年にわたる物語が完結した。ラストシーンは、トキ(高石さん)がヘブン(トミー・バストウさん)に物語を語り聞かせ、2人で散歩に出かけるシーンだった。この場面の狙いについて、制作統括を務める橋爪國臣さんに聞いた。
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最終回では、トキは、司之介(岡部たかしさん)とフミ(池脇千鶴さん)に見守られながら、丈(杉田雷麟さん)にヘブンとの思い出を語っていく。そしてトキが語った言葉は「思ひ出の記」という一冊の本になり……と展開した。
ラストシーンでは、ロウソクがともった暗い部屋で向かい合って座るトキとヘブン。トキが「これが、私トキの話でございます」と告げると、ヘブンは「ママサン、スバラシ」と返す。トキは「パパさん、お散歩行きましょうか?」と笑顔で誘い、ヘブンも「はい」とうなずく。トキがロウソクを吹き消し、暗い画面の中、夫婦のたわいもない会話のやり取りが流れ、物語は幕を閉じた。
初回(2025年9月29日放送)の冒頭は、同じくロウソクがともった暗い部屋で、トキがヘブンに怪談「耳なし芳一」を語り聞かせる場面だったことから、橋爪さんは「一番最初もあのシーンから始まって、最後もあそこに着地して終わりました」と説明する。
「あの世界が何の世界なのかは、皆さんのご想像にお任せしたいのですが、別に特殊メイクもしていませんし、きっと若い頃の2人が楽しい話を夜な夜な続けていて、夜な夜な散歩に出かけている。そこから始まった物語なので、最後はそこに戻っていくのがいいなと思いました。脚本のふじきみつ彦さん含め、我々制作陣は『最後はあそこに戻るよね』というアイデアが自然に出てきた感じです。あの場面がどう見えるのかは、皆さんに考えてもらえたらいいなと思っています」
この場面が「ばけばけ」の最後の撮影だったといい、高石さんとバストウさんがそろってクランクアップを迎えた。
「最後ですから、みんな笑って泣いてという感じでした。スタッフも集まっていましたし、このクランクアップに向けて、出演者も10人以上、東京からわざわざこの日のために日帰りで集まってくれました。素敵(すてき)な最後になったと思います」




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