広末涼子:“雑な”幽霊役でクドカン作品に初挑戦  テレ朝「11人もいる!」

連続ドラマ「11人もいる!」で幽霊役を演じる広末涼子さん=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「11人もいる!」で幽霊役を演じる広末涼子さん=テレビ朝日提供

 女優の広末涼子さんが、人気脚本家の“クドカン”こと宮藤官九郎さん書き下ろしで、神木隆之介さんが主演する連続ドラマ「11人もいる!」(テレビ朝日系)で、約1年ぶりの連ドラ出演を果たすことが22日、明らかになった。広末さんが宮藤さんの手がける作品に出演するのは初めて。神木さん演じる長男をはじめ8人の子どもと父、母という10人家族のホームドラマだが、広末さんは“元ストリッパーの幽霊”(亡くなった先妻・メグミ)という奇想天外な役どころで新境地を開拓する。

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 「木更津キャッツアイ」「タイガー&ドラゴン」など個性的な作品で高い評価を受けている宮藤さんの向田邦子賞受賞後初となる連続ドラマ。仕事のない父(田辺誠一さん)と家庭的な妻(光浦靖子さん)、神木さん演じる長男をはじめ8人の個性的な子供たちの計10人の大家族に、末っ子の才悟(さいご=加藤清史郎くん)にだけ見える謎の“11人目”として広末さん演じる“前妻・メグミの幽霊”が加わり、コミカルでちょっぴり切ない家族劇が展開する。

 約1年ぶりの連続ドラマ出演となる広末さんが演じるメグミは、30歳で亡くなった真田実(田辺さん)の前妻で、才悟をのぞく真田家7人の子供たちの母親。貞淑な後妻の恵(光浦さん)とは同い年だが性格は正反対。酒好きで奔放、執念も嫉妬も深くプライドが高い“面倒くさい女”。幽霊になりながらも家族の大事に関わろうと出現するが、その姿が見えるのは清史郎くん演じる後妻の子・才悟だけ。なんとか才悟に自分の意思を代弁させようと試みる中、奔放な言動でいらぬ“大人教育”を施したり、幽霊ならではの活躍場面も用意されているという。

  「雑で派手で元ストリッパーで、その上、前妻の幽霊って『どういう存在?』と正直なところ思いました。でも、ある意味ファンタジーな存在のメグミは、今の自分の中ではミスマッチな役という印象で、そういう役をいただけることにありがたさと魅力を感じ、喜んでお引き受けしました」と語っており、「撮影はまだ始まったばかりですが、メグミを演じるのは楽しくて仕方ありません。CGで処理される幽霊ではないので、家族とも一緒にいられますし、さみしさを感じることもありません。周りの人は私の存在を無視しなきゃいけないので難しい演技を求められると思うのですが、私は、宮藤さんから『思い切ってやってください』と言われたので、自由に強いメグミを最後まで演じたいと思います」と意気込んでいる。

 また、主題歌には07年にメジャーデビューし、au「LISMO!」のCMソングでもある「手をたたけ」がヒット中の4人組ロックバンド「NICO Touches the Walls(ニコ・タッチズ・ザ・ウォールズ)」の最新曲「バイシクル」が決定した。ドラマ「11人もいる!」は10月21日スタート。毎週金曜11時15分から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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