長渕剛:紅白の中継地は宮城県石巻市に決定 「優しく歌ってみたい」

「第62回NHK紅白歌合戦」で宮城県石巻市から歌を披露することになった長渕剛さん
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「第62回NHK紅白歌合戦」で宮城県石巻市から歌を披露することになった長渕剛さん

 シンガー・ソングライターの長渕剛さんが8年ぶりに出演する大みそかの「第62回NHK紅白歌合戦」(NHK)で、東日本大震災の被災地・宮城県石巻市から歌を披露することが28日、明らかになった。長渕さんは「被災した方々の無念さやさまざまな思いを背中に感じながら優しく歌ってみたい」とコメントしている。当日は、祈りと鎮魂の思いを込めた新曲「ひとつ」を歌い、同曲は12年2月1日にシングルCDとして発売されることも決定した。

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 長渕さんは4月に石巻市を訪れ、避難所となった石巻高校へ慰問。また救難拠点だった石巻総合運動公園では自衛隊員を激励し、さらに航空自衛隊松島基地(東松島市)では、約1500人の自衛隊員が集結した格納庫で激励ライブを開催した。6月には石巻市日和山公園で、石巻小学校児童約100人や地元市民、そして東京や仙台から駆けつけたゴスペルクワイヤーと学生ら総勢約1000人とともにゴスペル曲「TRY AGAIN for JAPAN」を歌うなどして、被災地、とくに石巻市と支援活動を通して縁深い土地になっていた。石巻市について、長渕さんは「僕の中ではふるさとに匹敵するような感情が芽生えているんです。今でもとても気になります」と語っている。なお、NHKは「安全上の理由などにより、中継放送は完全非公開となるため、撮影地への立ち入りは一切できません」と視聴者に向けて注意を喚起している。

 「第62回NHK紅白歌合戦」は「あしたを歌おう。」がテーマ。司会は、白組が人気グループ「嵐」、紅組が今春の朝ドラでヒロインを務めた井上真央さんが務める。番組内では、被災地の現状や復興の様子を伝える「東北応援企画」を放送。長渕さんが歌うほか、岩手、宮城、福島県で生中継を行ったり、井上さんが3月11日に生まれた赤ちゃんと家族の元に足を運び、交流する姿を追うドキュメンタリーを放送することも決定している。番組は昨年の午後7時半スタートから15分繰り上げ、歴代最長タイの午後7時15分~同11時45分(途中、5分間ニュースで中断)で放送される。(毎日新聞デジタル)

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