映画興行成績:新作4本がトップ10入り 首位は「ALWAYS」新作 グンちゃん主演作は6位

「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の一場面(C)2012「ALWAYS 三丁目の夕日’64」製作委員会
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「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の一場面(C)2012「ALWAYS 三丁目の夕日’64」製作委員会

 23日発表された21、22日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、昭和30年代の日本を描いた映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの第3弾で、シリーズ初の3D作品となる「ALWAYS 三丁目の夕日’64」が、全国473(うち3D上映は399)スクリーンで公開され、土日2日間で約42万1300人を動員、興行収入約5億5600万円となり、初登場1位を獲得した。3D上映の土日の成績は約15万5700人で全体の約37%、興行収入は約2億3900万円で全体の43%だった。また、土日2日間の成績は、07年公開の前作「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(興収約45億6000万円)を上回り、シリーズ最高の興行収入50億円突破に向けて好発進した。

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  2位はスーパー戦隊シリーズ35作記念作品「海賊戦隊ゴーカイジャー」の劇場版最新作「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」で、全国263スクリーンで公開され、初日2日間で約15万9200人を動員し、興行収入約1億6100万円となった。11年公開の前作「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックON銀幕」(興行収入約3億6000万円)との興収比は141%で、シリーズ史上最高の成績が見込まれている。そのほかトップ10には、6位に韓国人俳優のチャン・グンソクさん主演の「きみはペット」、7位に「Mr.ビーン」こと英俳優のローワン・アトキンソンさん主演の「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」と、新作がランクインしている。

 「ALWAYS 三丁目の夕日’64」は、映画は、前作から5年後の東京五輪開催の64年が舞台。開催国となった日本は、高度経済成長のまっただ中にあった。しかし「夕日町三丁目」には、以前と変わらぬ風景が広がっている。もうすぐ家族が1人増える予定の「茶川家」、事業も快調で“日本一の会社にする”夢にまっしぐらの「鈴木オート」など、住民たちは、それぞれににぎやかな日常を過ごしている……という展開。主人公の茶川竜之介役の吉岡秀隆さんとその妻ヒロミ役の小雪さんらシリーズのレギュラー出演者のほか、俳優の森山未來さんや染谷将太さんが新メンバーとして加わった。

 「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」は、最新の戦隊ヒーローと82~83年に放送された実写特撮番組「宇宙刑事ギャバン」のコラボレーションが実現した作品。ゴーカイジャーを逮捕したギャバンは、何者かの邪悪な陰謀に気付き、ゴーカイジャーを助けようとするが、魔空空間の宇宙最悪の刑務所・魔空監獄に捕まってしまう。ゴーカイジャーは、ギャバンを助けに魔空空間に向かう……というストーリー。

 日本のマンガが原作で、03年に女優の小雪さんと「嵐」の松本潤さんが共演したテレビドラマも話題を呼んだ「きみはペット」の韓国映画版は、エリート女性と年下の美少年が、“ご主人とペット“として奇妙な同居生活を繰り広げる。「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」は、アトキンソンさんが、MI7の諜報(ちょうほう)員にふんし騒動を繰り広げるスパイコメディーの第2弾。「英国王のスピーチ」(10年)のダニー・コーエンさんが撮影監督を務めている。(毎日新聞デジタル)

1位 ALWAYS 三丁目の夕日’64

2位 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン

3位 ロボジー

4位 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

5位 マジック・ツリーハウス

6位 きみはペット

7位 ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬

8位 聯合艦隊司令長官 山本五十六 −太平洋戦争70年目の真実−

9位 マイウェイ 12,000キロの真実

10位 劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン

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