M-1:「今が賞レースで一番幸せな時」 ファイナリストが喜びの声

「M-1グランプリ2015」のファイナリストに選ばれたハライチ
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「M-1グランプリ2015」のファイナリストに選ばれたハライチ

 5年ぶりに復活した漫才コンテスト「M-1グランプリ2015」(ABC、テレビ朝日系)の準決勝が19日、東京都内で行われ、「ハライチ」「銀シャリ」「ジャルジャル」ら、決勝に進出する8組が決定。同日行われた会見では、ファイナリストたちが、それぞれ喜びの声を上げた。5年前もファイナリストだった銀シャリの橋本直さんは「5年前に抱きしめ損ねた女を抱きしめに行くような感覚」と熱く語り、ハライチの澤部佑さんは「(ファイナリスト同士で)今『おめでとう』『頑張ろう』って声を掛け合ってて、(最終結果が出る前の)今が賞レースの一番幸せな時なんです! 今死ぬのが一番いい!」と喜んだ。

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 同コンテストは、01年からスタートし、「中川家」や「フットボールアワー」、「ブラックマヨネーズ」「チュートリアル」らがグランプリを受賞するなど人気タレントを輩出した。10年にいったん終了したが、今年5年ぶりに復活し、チャンピオンの称号と賞金1000万円を目指し、3472組が出場した。決勝には「ハライチ」「銀シャリ」「ジャルジャル」のほか、「タイムマシーン3号」「メイプル超合金」「和牛」「馬鹿よ貴方は」「スーパーマラドーナ」が勝ち進んだ。

 「スーパーマラドーナ」の田中一彦さんは「テレビに出ることがうれしいですね、久しぶりに出られる!」と大喜び。「タイムマシーン3号」の関太さんは「(ネタが)やらしいくらいうけたんですよ!」と手応えを語り、10年ぶり2回目の決勝進出に「行けるんじゃないかと思った」と喜びをにじませた。「和牛」の水田信二さんは「ほっとしました」と笑顔ながら、「いろんな大会で負けてきたので、優勝して当時の審査員に『何であのとき落としたんですか?』って聞きたい」と優勝への執念を燃やした。「ハライチ」の岩井勇気さんはM-1に出たくて結成したコンビだったという裏話を明かし、「中学校の卒業文集に『M-1優勝』って目標を書いていた」と明かし、相方の澤部さんも「岩井少年に嘘をつかすわけにはいかないんです!」と、優勝を誓った。

 会見ではネタ順抽選も行い、「メイプル超合金」「馬鹿よ貴方は」「スーパーマラドーナ」「和牛」「ジャルジャル」「銀シャリ」「ハライチ」「タイムマシーン3号」、敗者復活戦勝者の順に決定した。「メイプル超合金」のカズレーザーさんは「1番が引きたかったので超うれしい。よく分からないんで、早めにやった方がいい」と喜び、「馬鹿よ貴方は」の平井“ファラオ”光さんは「早めの順番って、割と不利なイメージがあるけれど、もしすべったら5、6番目くらいでもう一度出ようかな」とつぶやいて、会場の笑いを誘っていた。

 決勝戦は12月6日午後6時半から生放送。お笑いタレントの今田耕司さんと、出産後生放送初出演となる女優の上戸彩さんがMCを務める。同日には東京・六本木ヒルズアリーナで敗者復活戦も行われ、今回発表された8組に敗者復活の1組を加えた全9組が決勝戦に出場する。

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