俳優の濱田岳さんが9日、東京都内で行われた映画「ヒメアノ~ル」(吉田恵輔監督、28日公開)のジャパンプレミアに、主演を務める人気グループ「V6」の森田剛さんらと登場。濱田さんは、殺人鬼の「森田」を演じた森田さんとの共演について「ガッツリとご一緒するのはクライマックスからだったんですけど、それまで僕は楽しい撮影を過ごしていて、森田さんは過酷な撮影をしていて。それで森田さんに『大変なシーンを何度もやられていて、気が滅入ったりしないんですか』って聞いてみたら、この作品(役)の森田の(テンション)で『そりゃあ、滅入りますよ』って言われたんですね」と明かすと、「とんだ軽口たたいちまったなって、その時はヒザが笑ってましたね。やっちまったなって」とその時の様子を思い出し、顔をしかめた。
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「ヒメアノ~ル」は「行け!稲中卓球部」などの古谷実さんのマンガが原作。ビル清掃会社のパートタイマーとして働く青年・岡田(濱田さん)は、ある日、先輩の安藤(ムロツヨシさん)から、ひそかに思いを寄せるカフェ店員・ユカ(佐津川愛美さん)との恋のキューピッド役を頼まれ、ユカのカフェで高校時代の同級生・森田(森田さん)と再会する。岡田はユカから、森田らしき人物からストーキングされていることを聞き、不穏な気持ちを抱く。かつていじめを受けていた森田は、ある事件をきっかけに欲望のままに相手を殺害していく快楽殺人者になっていた……という内容。
森田さんは「ハードなシーンがたくさんあってどう撮るのか、僕がどこかまでやるのか、興味が湧いたし、このタイミングで『ヒメアノ~ル』という作品の『森田』という役をやれてよかった」と充実の表情。一方で吉田監督から、イタリアで開催されたウディネ・ファーイースト映画祭に行った時に、物販で喜々として買い物をしていたエピソードが明かされると、森田さんは「Tシャツとか、ベルトとか(買いました)」と照れ笑いを浮かべていた。ジャパンプレミアには佐津川さんやムロさんも登場した。
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