錦織圭選手:ウィンブルドン開幕で石黒賢に意気込み語る 課題は「自信をつけること」

ウィンブルドン男子シングルス1回戦に挑む錦織圭選手 (C)Getty Images


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ウィンブルドン男子シングルス1回戦に挑む錦織圭選手 (C)Getty Images



 テニスの4大大会(グランドスラム)の一つ、ウィンブルドンテニスが英・ロンドンで27日から開幕する。ウィンブルドンは4大大会で唯一、錦織圭選手がベスト8入りを果たせていない大会で、錦織選手は男子シングルス1回戦でオーストラリアのサム・グロス選手と対戦する。開幕を前に、番組でスペシャルナビゲーターを務める俳優の石黒賢さんが錦織選手に意気込みを聞いた。試合の模様はWOWOWで連日生中継される。

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 石黒さん:日本中が心配していますが、前哨戦で痛めた脇腹の具合はいかがでしょうか?

 錦織選手:だいぶ良くなってきましたね。1週間半くらいたつので、痛みも減ってきました。1試合目は大丈夫だと思います。

 石黒さん:コンディションはほぼ万全でしょうか?

 錦織選手:まだ100%ではありません。試合をするにつれて、痛みが出るかもしれないという不安も少しあるので、それと闘いながらやっていくことになると思います。

 石黒さん:ウィンブルドンの芝は、選手からは違う筋肉痛になるとか、脚の変なところが張るということをよく聞きます。芝だから球が滑りづらいということだと思いますが、他のサーフェスと何が違うのか、教えてください。

 錦織選手:重心を低くしなくてはいけないので、太ももの後ろやお尻などの筋肉痛が来やすいですね。止まったり激しい動きをしないといけないので、他のサーフェスより体への負担は大きいと思います。

 石黒さん:1回戦であたるサム・グロス選手は、263キロを過去の大会で記録したことのあるビッグサーバーです。錦織選手はリターンがうまいですが、打つ瞬間は何を考えていますか?

 錦織選手:あれくらいのサーバーだとスピードもあるので、予測していかないと間に合わないので、ある程度ヤマを張っています。なるべく振りすぎないようにしたり、後ろにテークバックし過ぎないようにしたり、重心を低くしたりと考えながら打っています。

 石黒さん:2年前、僕が「錦織さん騒がれて大変でしょ?」と聞いた際、「会場の周りだけですよ。テニスやる人だけですよ」と言っていましたが、今やテニスをやる人以外も知っていますよね。街中でも大変だと思います。リラックスする時は何をしているのですか?

 錦織選手:パソコンを見ることが多いですね。ゲームをすることも多いですし、おいしいご飯を食べられるのでリラックスできる時間は多いです。

 石黒さん:ウィンブルドンで勝つのに一番大事なことは何ですか?

 錦織選手:もう少し自信をつけることですね。試合をもっと勝つだけではなく、いいテニスで勝っていけるようになれば、自信になると思います。まだ芝で、100%これだっていうテニスができていないので、それができればいいテニスもできると思います。

 *……WOWOWでは大会の模様を7月10日の最終日まで連日生中継する(7月3日は除く)。初日放送は無料。また、関連番組「錦織圭 世界の頂点へ!ウィンブルドンテニス開幕直前スペシャル!」が26日の午後9時半からWOWOWプライムで無料放送。「デイリーナビ!ウィンブルドンテニス」が28日午後2時55分からWOWOWプライムなどで放送される。

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