吉本実憂:「HiGH&LOW」映画第2弾でヒロイン 役に“どっぷり”で斎藤工に思い募る?

映画「HiGH&LOW THE RED RAIN」について語った吉本実憂さん
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映画「HiGH&LOW THE RED RAIN」について語った吉本実憂さん

 「EXILE TRIBE」によるプロジェクト「HiGH&LOW」の映画第2弾「HiGH&LOW THE RED RAIN」(山口雄大監督)にヒロイン・成瀬愛華役で出演している吉本実憂さん。テレビシリーズや映画第1弾「HiGH&LOW THE MOVIE」を経て、人気キャラクター「雨宮兄弟」の素性がついに明らかにされる今作で、愛華は斎藤工さん扮(ふん)する長男・尊龍の行方の手がかりを知る人物として描かれている。オフも含めて「愛華として生きさせてもらった」と振り返る吉本さんに、プロジェクトに参加した感想や役への思い、共演した斎藤さんやEXILE TAKAHIROさん、「三代目 J Soul Brothers」の登坂広臣さんの印象などを聞いた。

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 「HiGH&LOW」は、ドラマや映画、SNS、配信、マンガ、オリジナルベストアルバム、ライブなどが連動したプロジェクトで、「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」の五つのチームが拮抗(きっこう)するSWORD地区を舞台に、男たちのプライドをかけた壮絶な戦いや仲間との友情、絆などを描いてきた。

 「THE RED RAIN」は、かつて「SWORD地区」一帯を圧倒的な力で支配していたチーム「ムゲン」と並び、“最強”と称された「雨宮兄弟」の雅貴(TAKAHIROさん)と広斗(登坂さん)。彼らは1年前に姿を消した兄・尊龍(斎藤さん)を捜し続けていた。雅貴と広斗は両親の命日に消えた尊龍が現れることを期待したが、そこに現れたのは尊龍の行方の手がかりを知る愛華(吉本さん)だった……というストーリーで、尊龍はなぜ姿を消したのか、雨宮兄弟の過去に隠された秘密が明かされる。

 ◇ヒロイン愛華として“生きる” オフの時も「尊龍さんに会いたい…」

 今回、新たに映画のヒロインとしてプロジェクトに参加することになった吉本さんは過去作を鑑賞したといい、「一番、印象に残ったのはアクション。でも何かに一生懸命になっていたりとか、人を思いやる気持ちも感じられる作品で、そういう意味でカッコいいなって。あと女性にはない男同士の絆の描かれ方があって、みんな心の中の葛藤と戦っているんだなっていうのは感じました」と明かす。

 男くさい世界観に、名前の通り“愛の華”を咲かすことになるヒロインという立場について、「光栄だなって思うと同時にプレッシャーもあって。でもすぐに早く愛華として生きたいって気持ちの方が大きくなっていった」と話す吉本さん。尊龍に命を救ってもらったという過去を持つ愛華を演じるにあたっては、普段通りに役の“履歴書”作りから始めたといい、「愛華は一言でいうと繊細。表面的には気が強いのかなって思いますけど、お父さんを殺されていて、小さいころから心の中に葛藤があった子なので、そういう繊細さとかは自分的にとっても魅力的でした」と振り返る。

 さらに吉本さんは「今回はとにかくオフの時でも愛華(という存在)が自分の中にどこかしらに残っていた」といい、「尊龍(斎藤)さんに命を助けてもらい、その尊龍さんがある日を境にいなくなってしまって、でも尊龍さんに会いたいっていうのが、一つの大きな軸になって愛華は行動しているので、オフの時も役が抜けなくて、愛華としてですけど、ずっと尊龍さんに会いたいなって思ったりもしましたね」としみじみと語っていた。

 ◇TAKAHIROさん&登坂の関係怪しむ「付き合っているんじゃないかって」

 「雨宮三兄弟」を演じた斎藤さん、TAKAHIROさん、登坂さんとは今回が初共演だったという吉本さんだが、3人を比べて「愛華としてだと、どうしても魅力は尊龍(斎藤)さんに感じてしまいますね」と照れ笑い。TAKAHIROさんと登坂さんの素顔は「役とそのまま」といい、「対照的に見えて、実はお互いがお互いの部分を少しずつ持っている。そこに斎藤さんが長男として来ることによって、しっかりと『兄弟だな』って感じました。でも愛華としては、尊龍(斎藤)さんという存在が、心の鍵を開けてくれたっていうのがあるので、愛華目線でいると尊龍さんだけ違うっていうのはある」と尊龍への思いを隠さない。

 TAKAHIROさんと登坂さんの仲よしぶりはファンの間でも有名だが、吉本さんも「本当に仲がいいなって、なんか“兄弟を通り越して”みたいな部分もありましたね。変な意味で(笑い)」と意味深発言。さらに「なんか付き合っているんじゃないかって思うくらい仲がよくて(笑い)。お互いがお互いをしっかり想いあっている。そういうものが作品につながって生かされているんじゃないかなっていうのはありますし、本当に雅貴と広斗でしたね」と思い返していた。

 ◇尊龍に“心も助けてもらう”瞬間の表情「愛華として生きたからこそ出せた」

 そんな吉本さんにとって、愛華が尊龍に命を救ってもらうシーンがもっとも印象に残っているといい、「命に加え、心も助けてもらう瞬間。愛華は結構、強がりなので、『助けて』って言いたいけれど言えない。でもそこを察してくれる尊龍さんに助けられた瞬間の表情は、撮影中に愛華として生きたからこそ出せた表情なんだと思います」と満足そうに笑う。

 また吉本さんは作品を通じて「自分にとって『これが大切だ』って、一つでも言えることの大切さが伝わったらうれしい」と声を弾ませ、「私自身がすごく感じたことで、私にとってそれは“演技”なんですけど、自分がすごく大切にできるものがあるっていうことの大切さを感じてほしいですし、見た方それぞれが、明日また頑張ろうって思ってもらえたらうれしいですね」と話していた。

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