西郷どん:関ジャニ錦戸、ピース又吉が大河初出演 主人公の“運命の女性”に二階堂ふみ

大河ドラマ「西郷どん」に主演する鈴木亮平さん(左)と“運命の女性”を演じる二階堂ふみさん
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大河ドラマ「西郷どん」に主演する鈴木亮平さん(左)と“運命の女性”を演じる二階堂ふみさん

 俳優の鈴木亮平さんが主演する2018年のNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の新たなキャストが3日、東京・渋谷の同局で発表された。「関ジャニ∞」の錦戸亮さん、お笑いコンビ「スピードワゴン」の井戸田潤さん、「ピース」の又吉直樹さんらの大河ドラマ初出演が決まった。錦戸さんは西郷従道役、井戸田さんが桂久武役、又吉さんは徳川家定役を務める。また主人公と結婚する“運命の女性”愛加那を二階堂ふみさんが演じることも明らかになった。

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 そのほか田中道子さんが品川宿にある宿屋「磯田屋」で働く給仕のタマ役で大河ドラマ初出演。大久保満寿役でミムラさん、阿部正弘役で藤木直人さん、月照役で尾上菊之助さん、調所広郷役で竜雷太さん、井伊直弼役に佐野史郎さん、徳川斉昭役で伊武雅刀さんの出演も発表された。

 錦戸さんが演じる従道は西郷家の三男で、幕末期は兄・西郷と行動を共にするがその後、“西南戦争”で兄を追い詰める側に立つ。又吉さんが演じる家定は、江戸幕府13代将軍で、北川景子さん演じる於一(篤姫)の夫となる。「ぼけた発言や奇行がある“愚鈍”な殿で、子宝も望めない」といううわさもあるが……という人物。2008年の「篤姫」では堺雅人さんが演じて話題を集めた。

 会見で錦戸さんは、兄役の鈴木さんから会って早々「『オレら似ているよな』と言われた」といい、「僕自身、きっちりと役割を果たして、精いっぱい頑張っていきたいと思う」と意気込み。鈴木さんは「(従道の)子役がぽっちゃりしていたので、(青年役では)どんな僕にそっくりな人が来るのかと思ったら、まさかの亮君。やっているうちに兄弟に見えるようになるんじゃないかと思う。亮君は美男子ですてきなお芝居を見せてくれるので、兄弟の絆をしっかりと見せていきたい」と力を込めていた。なお、又吉さんは会見を欠席した。

 「西郷どん」は、明治維新から150年となる18年に放送される57作目の大河ドラマで、維新の立役者の一人として知られる西郷隆盛が主人公。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(小吉、吉之助)の愚直な姿にカリスマ薩摩藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走する。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。

 原作は人気作家・林真理子さんの「西郷どん!」で、脚本はNHK連続テレビ小説「花子とアン」やテレビ朝日系の人気ドラマ「ドクターX」シリーズなどの中園ミホさんが担当する。放送は18年1月からで全50回を予定している。 

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