吉岡里帆:エランドール賞受賞で感涙 「身に余る賞」

エランドール賞の新人賞を受賞し授賞式で涙を見せる吉岡里帆さん
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エランドール賞の新人賞を受賞し授賞式で涙を見せる吉岡里帆さん

 映画やテレビドラマなどで活躍した俳優やプロデューサー、作品を表彰する第42回目となる「エランドール賞」の新人賞を俳優の高橋一生さん、竹内涼真さん、女優の吉岡里帆さんらが受賞し、1日に東京都内で行われた授賞式に出席した。受賞のスピーチで吉岡さんは、「本当に身に余る賞だと思います。自分なんかが持っていいんだろうかと思います」と心境を吐露しつつ、「一生頑張ります。お約束します。本当にありがとうございました」と感謝を表現。続けてゲストで登場した、連続ドラマ「ごめん、愛してる」の脚本家の浅野妙子さんから「今の吉岡さんは真ん中に立つ人。自分を信じてほしい。くじけそうになったとき自分を信じて強くなってほしい」とエールを送られ、吉岡さんが涙を流す場面もあった。

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 吉岡さんは「まだ東京に通いながらお仕事させていただいたときは、まだ共同シャワーで、一泊2000~3000円ほどのアパートなりホテルを借りていただいて撮影するんですが、すこし冷たいシャワーにあたっていると本当に私はこの世界で生きていけるんだろうかと不安になり、自分の仕事で生きていけるんだろうかと不安な日々の連続で。でも与えていただける役はいつも背中を押してくれていたと思います」と過去を振り返ってしみじみ。続けて「いつまでも進化して、新しいことに果敢に挑戦して、怖がらずに前に前に進んでいく。そばにいてくださる方々を大切に前進していく、面白いものを作る信念を持ってお仕事に励みたいと思います」と語った。

 新人賞はスター性と演技力を兼ね備え、次代の映画やテレビを背負って立つことが期待される俳優に贈られる賞で、吉岡さんのほか、高橋一生さん、竹内涼真さん、ムロツヨシさん、杉咲花さん、門脇麦さんが受賞した。

 「エランドール賞」は、日本映画テレビプロデューサー協会の主催で今回で42回目。プロデューサー賞は映画「三度目の殺人」(是枝裕和監督)の松崎薫さんとテレビドラマ「カルテット」の土井裕泰さん、佐野亜裕美さん。プロデューサー奨励賞は映画「22年目の告白 -私が殺人犯です-」(入江悠監督)の北島直明さんと小出真佐樹さん、NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の菓子浩さん、テレビドラマ「奥様は、取り扱い注意」の枝見洋子さんに贈られ、特別賞はNHKのドラマ「精霊の守り人」制作チームとテレビ朝日系のドラマ「やすらぎの郷」制作チームが受賞した。

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