玉山鉄二:ドラマで赤塚不二夫さん役 ナンセンスな生き方に「憧れ」と「快感」

NHKの連続ドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」の試写会に出席した玉山鉄二さん
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NHKの連続ドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」の試写会に出席した玉山鉄二さん

 俳優の玉山鉄二さんが5日、東京・渋谷のNHKで行われた同局の連続ドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」の試写会に出席。2008年に亡くなったマンガ家・赤塚不二夫さん役で、そのナンセンスな生き方を体現している玉山さんは、オファーをもらった際のことを「最初は僕じゃないんじゃないのかなって思った」と明かしつつ、「その後に赤塚さんのことをいろいろと調べさせていただいて、だんだんこの人の生き方に憧れを抱くようになった。僕はどちらかと言うと空気を読んでしまうタイプなんですが、毎日毎日、演じていく中で心地良さというか、ブレーキをかけないこと、考えないで何かをすることに快感を覚えてしまった」と語った。

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 また玉山さんは「今の時代を生きていると、おりの中というか、窮屈で当たり前って体や頭が覚えていて、それを取り除かないとダメだなって感じていた」といい、「リハーサルのときから、ひらめいたことを全て言葉にして体から表現してっていうことをやろうと思っていて、とにかく自分の中のブレーキを外すというか。たまに失礼なこと、この場で言えないような、言ってはいけないこともアドリブで言ったこともあった。そういうときに現場が笑いに包まれればいいやって、とにかくブレーキを踏まないことに気をつけていました」と振り返っていた。

 試写会には、不二夫さんの最初の妻・登茂子さんを演じた長谷川京子さん、2番目の妻・眞知子さんを演じた比嘉愛未さん、娘のりえ子さん役の森川葵さんも出席した。

 「バカボンのパパよりバカなパパ」は、不二夫さんの娘のりえ子さんの著書が原作で、不二夫さんが2018年に没後10年を迎えることから、制作された。家庭ではダメな父親だった不二夫さんが、なぜ多くの人に愛され、慕われたのかを描き、笑えて、泣けるドラマを目指すという。NHK総合で30日から毎週土曜に放送。全5回で、第1回は午後7時半~同8時43分、第2~5回は午後8時15~43分に放送。

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