安達祐実:「母親って、いろいろ背負ってる…」 吉岡里帆主演ドラマで“シングルマザー”に

連続ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」の第4話に出演する安達祐実さん=関西テレビ提供
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連続ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」の第4話に出演する安達祐実さん=関西テレビ提供

 女優の安達祐実さんが、吉岡里帆さん主演の連続ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(関西テレビ・フジテレビ系、火曜午後9時)の第4話(7日放送)にゲスト出演。生活保護受給者で、心に葛藤を抱えるシングルマザー・岩佐朋美を演じる。

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 主人公の新人ケースワーカー・えみる(吉岡さん)の同期・七条(山田裕貴さん)が担当する朋美は、6歳の娘の育児に前向きで、働く意欲もあるものの、「自分はこんなはずじゃない」「早く働かなければ」と焦り、元夫の暴力で受けた心の傷を抱え、育児の負担も大きく、同年代の女性と自分の境遇を比べては、誰にも言えない葛藤にさいなまれる……という役どころだ。

 自らも2人の子供を育てる安達さんは「切羽詰まった状況ですが、ここまでいかなくても、金銭面とか、誰にも協力を頼めない時とか、子育てしていると共感できるなと思うところがありました」と明かし、「自分の中に理想の母親像があるのに、そうなれていない。子供に対する申し訳なさや、可哀そうなことをしてしまっているという罪悪感……。母親っていろいろ背負って生きているんです」とコメントを寄せている。

 第4話では、自身も母子家庭で育った七条が、朋美に1日でも早く就職してもらい、生活保護から脱することができるようにと、「頑張りましょう!!」と繰り返す。しかし、それが重荷になったのか、朋美と音信不通になってしまう。えみるはささいなことから朋美の異変に気が付き、七条に注意を促すが、2人は意見がかみ合わず、大げんかに発展する……という内容。

 安達さんは「この作品は、社会的弱者に焦点を当てていますが、実際に知らない話ではないし、身近にあることだと思いました。人に寄り添っていける作品なので、どの立場の人でも、感動があったり、反省だったり、いろいろ感じられるドラマです」と語っている。

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