ウーマン村本:綾瀬はるかと連ドラ共演でハイタッチ 役者業には「才能ない…」と萎縮

連続ドラマ「義母と娘のブルース」の場面写真。エリートサラリーマンの前原大輔を演じる村本大輔さん=TBS提供
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連続ドラマ「義母と娘のブルース」の場面写真。エリートサラリーマンの前原大輔を演じる村本大輔さん=TBS提供

 お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さんが、女優の綾瀬はるかさん主演で放送中の連続ドラマ「義母と娘のブルース」(TBS系、火曜午後10時)にレギュラー出演している。村本さんが連ドラにレギュラー出演するのは今回が初めてで、綾瀬さん演じる亜希子の部下・エリートサラリーマンの前原大輔を演じている。綾瀬さんとハイタッチしたという村本さんに、共演の様子や「才能がない…」と嘆く役者業について聞いた。

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 ◇演技の手応えはない「毎回0点」 プロに囲まれプレッシャーも

 ドラマは、桜沢鈴さんの同名4コママンガの実写化。キャリアウーマン・岩木亜希子(綾瀬さん)が、宮本良一(竹野内豊さん)と結婚し、良一の8歳の娘・みゆき(横溝菜帆さん)の母親になろうと家事や子育てに奮闘する姿を描いている。村本さんが演じている前原は、同じく亜希子の部下で後輩の田口朝正(浅利陽介さん)とともに、綾瀬さんと同じシーンに出演することが多い役柄だ。

 初めての連続ドラマの現場に「演技の手応えはないですよ。毎回0点じゃないですか」と苦笑いの村本さん。観客など周囲の反応がないため「何がOKなのか」と手応えをつかみかねているよう。「監督さんや脚本家が思っている前原大輔は、こういうやつなんだと毎回ふわっと言われているんですが、才能がない……」と肩を落とす。

 村本さんへのオファーの経緯を「脚本家さん(森下佳子さん)がお笑いライブを見て、息苦しそうに漫才してたからと聞いた。『ストレスがたまっていそうだから、ドラマで息抜き』と、僕を救ってくれるつもりだったらしい」と明かすが、普段のお笑いの現場との違いに「余計ストレスがたまりましたよ」と嘆き節。「綾瀬さんと浅利さん、2人のプロフェッショナルに挟まれて、セリフを言わないといけない」とプレッシャーいっぱいで撮影に臨んだ。

 ◇綾瀬はるかの“母親”ぶりに感謝 役者業は「もう、いいです」?

 劇中で村本さんは、前髪を上げ、スーツを着たキリリとした姿を見せるが「眉毛が太いのがコンプレックスで、隠しているから、恥ずかしくて」と、前髪を上げることにギリギリまで抵抗。最終的には、スタッフに「ちゃんと前髪を上げて(自分とは)別人のエリートサラリーマンになってほしい」と説得されて観念した。

 しかし「前原のプロフィルを見たら『後輩の失敗をネチネチ言うやつ』って書いてあって『まんま僕じゃないか!』と。要は『村本がエリートサラリーマンをしたらどうなるか』というキャラ(当て書き)だった」と悔しがった。

 綾瀬さんとの共演は「役柄でも上司。お芝居の上でも僕の上司、先輩なわけです」といい、演技初心者で、現場で常に萎縮ぎみの村本さんに対し「セリフが言えなくても『全然大丈夫ですよ』って何回もシミュレーションしてくれた」と感謝している。さらに「(演技が)できたらハイタッチしてくれたんですよ! ハイタッチしたとき『うわ、演技って楽しい。やってよかった!』と思ったんですよね。役者の面でも相手を育ててくれる」と役さながらの“母親”ぶりに感心する。

 手ごたえはないものの、綾瀬さんとの共演で「役者業への意欲は高まったのでは?」と聞くと「いやいやいや、ないないない。僕は芸人ですから。才能がないですから」と萎縮する村本さん。「再び連続ドラマのオファーが来たら?」という質問にも「もう、いいです。セリフを覚えられないですもん。セリフが長いとショックを受ける。エキストラさんから失笑を買って、10コも20コも年下のやつからクスクス笑われる。それで人を嫌いになりたくない」と全否定。「(現場に)美人がいるなら。(今回は)綾瀬さんとしゃべれるから来る。綾瀬さんとしゃべりに来ていると思ってください」とジョークで煙(けむ)に巻いていた。

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