広瀬すず:主演朝ドラ「なつぞら」に号泣 ヒロイン幼少期に「誰よりも感情移入し」

2019年度前期のNHK連続テレビ小説「なつぞら」のヒロイン・広瀬すずさん(右)と子役の粟野咲莉ちゃん
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2019年度前期のNHK連続テレビ小説「なつぞら」のヒロイン・広瀬すずさん(右)と子役の粟野咲莉ちゃん

 女優の広瀬すずさんが6日、東京・渋谷のNHKで行われた連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第1週完成試写会に出席。ヒロインの奥原なつを演じる広瀬さんは、完成した第1週を見て、子役の粟野咲莉ちゃんが演じた幼少期のなつの姿に「誰よりも感情移入した」といい、「家で夜中、一人号泣しすぎて、次の日メークさんに『目、腫れているね』と言われるくらいで。今もなつと同じように幸せを感じながら日々過ごさせていただいています」と明かした。

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 「なつぞら」は記念すべき100作目の朝ドラとなるが、「(プレッシャーを)良くも悪くも感じていなくて。自分がそこを意識したところで何かできるわけじゃないなって思っちゃったりもして、まずはなつとして、全力でいろいろな気持ちを表現することが、この朝ドラにとって力になれること。無責任かもしれないですけど、(100作目の朝ドラは)あまり意識してないです」と話していた。

 会見には広瀬さん、咲莉ちゃん、なつが引き取られる北海道・十勝の柴田牧場の人々として、“十勝のガンコじいさん”こと柴田泰樹役の草刈正雄さん、泰樹の娘で、母としてなつを育てる柴田富士子役の松嶋菜々子さん、富士子の夫で、なつの父の戦友・柴田剛男役の藤木直人さんも出席した。

 「なつぞら」は脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。

 高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。4月1日スタートで全156回を予定。

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