なつぞら:話題の子役・粟野咲莉の女優魂 山場の“アイスクリームシーン”でやり直し志願

NHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロイン・なつの少女時代を演じている粟野咲莉ちゃん(左) (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロイン・なつの少女時代を演じている粟野咲莉ちゃん(左) (C)NHK

 女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」が1日にスタートし、ヒロイン・なつの少女時代を演じている子役・粟野咲莉ちゃんの演技が「泣ける」と話題を集めている。戦争で両親を失い、兄妹と別れ、一人北海道・十勝の柴田家に引き取られたなつの、どこか大人たちの顔色をうかがうような目線の動きや口調、そこから醸し出されるけなげさに胸を打たれた視聴者は決して少なくないはず。2016年度後期の「べっぴんさん」に続き、早くも2度目の朝ドラ出演となった咲莉ちゃんが、とある現場で見せた女優魂とは……。

 ◇オーディションで抜てき「見たときからこの子しかいないと」

 咲莉ちゃんは10年6月24日生まれの8歳。芦田愛菜さんや寺田心君を擁する芸能事務所「ジョビィキッズ」所属で、「べっぴんさん」ではヒロイン・坂東すみれ(芳根京子さん)の娘・さくらの幼少期を演じたほか、16年放送のABC創立65周年記念スペシャルドラマ「氷の轍(わだち)」(ABC・テレビ朝日系)、17年放送の連続ドラマ「植木等とのぼせもん」(NHK)、堺雅人さんと高畑充希さんが夫婦を演じた17年公開の映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」(山崎貴監督)などにも出演してきた。

 今回の「なつぞら」はオーディションによる抜てき。制作統括の磯智明プロデューサーは、咲莉ちゃんについて「非常にクレバーだし、表現力もありまして、250人くらい(候補の子役が)集まった中で、最初の頃から非常に印象的だった」と話す。また「オーディションってどんどんと候補を絞っていくものなんですけど、なるべく粟野さんと他の子たちを組ませながら芝居を見ていった。彼女には芝居を変えたりする引き出しもあって、見たときからこの子しかいないと思った」と振り返っている。

 ◇監督に「もう一回やらせてほしい」と自分からアピールし…

 「なつぞら」には1日放送の第1回から登場すると、確かな演技力と表現力が早速、話題に。4日放送の第4回では、草刈正雄さん演じる泰樹に連れられ、帯広の菓子屋・雪月にやってきたなつがアイスクリームを味わうと……というシーンが登場。泰樹のある一言がきかっけで、無理をしてきたなつの心も緩み、たまらず涙がこぼれ落ちるという、咲莉ちゃんと草刈さんの好演も相まって、第1週の山場ともいえる印象的な場面に仕上がった。

 実は同シーンの撮影で咲莉ちゃんは、自分の演技に納得がいかず、監督にやり直しを志願。磯プロデューサーは「オーディションの頃から、やっぱりすごい子だなって思っていましたが、咲莉ちゃんはいったん撮影が終わったあと監督に『もう一回やらせてほしい』と自分からアピールして……。結果として素晴らしいシーンになった」と明かしつつ、「特に相手が草刈さんで(笑い)、(自分からやり直しを志願するって)あまりないですね」と驚いていた。

 3月上旬に行われた第1週試写会後の会見で、「(なつの)心の中を表現できるように、一生懸命考えて撮影に臨みました。皆さんに見ていただいて、そんなところを感じてくれたらうれしいです」と話していた咲莉ちゃん。そんな咲莉ちゃん演じる少女時代のなつの姿に、主演の広瀬さんも「誰よりも感情移入し、一人で号泣した」という。咲莉ちゃんの出番は第2週までとのことだが、今後の演技にも注目だ。

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