今週シネマ:6月6、7日公開の映画 「町田くんの世界」「アラジン」「海獣の子供」「聖☆おにいさん」…話題作が続々

映画「町田くんの世界」の一場面 (C)安藤ゆき/集英社 (C)2019 映画「町田くんの世界」製作委員会
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映画「町田くんの世界」の一場面 (C)安藤ゆき/集英社 (C)2019 映画「町田くんの世界」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。6月6日は、イエスとブッダの日常を描く人気マンガの実写化作品「聖☆おにいさん 第II紀」(福田雄一監督)が公開。7日は、「舟を編む」(2013年)などで知られる石井裕也監督の新作「町田くんの世界」、日本で1993年公開のディズニー人気アニメーション映画を実写化した「アラジン」(ガイ・リッチー監督)、五十嵐大介さんの人気マンガが原作の劇場版アニメ「海獣の子供」(渡辺歩監督)が公開された。

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 「町田くんの世界」は、2015~18年にマンガ誌「別冊マーガレット」(集英社)で連載され、16年に手塚治虫文化賞新生賞を受賞した安藤ゆきさんの同名マンガが原作。勉強も運動も苦手だが、人を愛する才能にたけた男子高校生が、恋を知り、自分と向き合い、周囲に影響を与える様をコミカルに映し出す。

 1000人を超えるオーディションで選ばれた新人の細田佳央太(かなた)さんと関水渚さんを、池松壮亮さん、岩田剛典さん、前田敦子さん、高畑充希さん、太賀さん、戸田恵梨香さん、佐藤浩市さん、北村有起哉さん、松嶋菜々子さんら主役級俳優陣が包んでパワフルに展開する。

 「アラジン」は、ダイヤモンドの心を持ちながら貧しい暮らしを送る青年アラジン(メナ・マスードさん)が、アグラバー王国の王女ジャスミン(ナオミ・スコットさん)と運命的な出会いをする。アラジンは王国の乗っ取りをたくらむ国務大臣ジャファー(マーワン・ケンザリさん)の甘言につられ、魔法の洞窟からランプを探してくることに。そのランプから現れた魔人ジーニー(ウィル・スミスさん)は、アラジンに「三つの願いをかなえてあげる」と言うが……というストーリー。

 日本語吹き替え版でアラジンの声を担当するのは俳優の中村倫也さん。ジャスミンを女優の木下晴香さん、ジーニーを声優の山寺宏一さん、ジャファーを俳優の北村一輝さんが担当している。

 「海獣の子供」は、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な14歳の少女、安海琉花(あづみ・るか)の冒険を描く。琉花は、夏休み初日に部活で級友と問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失う。そんな時、ジュゴンに育てられた不思議な兄弟・海と空に出会い、港町と水族館を舞台にさまざまな冒険を繰り広げる。

 「鉄コン筋クリート」などのSTUDIO4℃が製作。音楽は久石譲さんが手がけ、主題歌「海の幽霊」はシンガー・ソングライターの米津玄師(よねづ・けんし)さんが担当する。女優の芦田愛菜さんが琉花、石橋陽彩(ひいろ)さんが海、浦上晟周(せいしゅう)さんが空の声優を務め、稲垣吾郎さん、蒼井優さん、森崎ウィンさん、渡辺徹さん、田中泯さん、富司純子さんらも声優として出演する。

 「聖☆おにいさん 第II紀」は、中村光さんがマンガ誌「モーニング・ツー」(講談社)で連載中のマンガが原作で、俳優の松山ケンイチさんがイエス役、染谷将太さんがブッダ役で出演。住み慣れた東京・立川を飛び出し、パソコンオタクのイエスがずっと行きたかったという聖地の秋葉原で、2人は「奇跡」で笑いを巻き起こす。ゲストキャラクターとして、イエスを取り調べする警察官役で山田裕貴さんが出演している。

 俳優の山田孝之さんが製作総指揮、映画「銀魂」シリーズ、ドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)などの福田監督がメガホンをとり、脚本も担当した。動画配信サイト「ピッコマTV」などで先行配信されている。

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