女優の広瀬すずさんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」のアニメーション編のメインビジュアルが7月10日、公開された。広瀬さん演じるヒロインのなつと、手乗りサイズのイラストのなつが見つめ合う……という構図で、イラストはタイトルバックや本編アニメに加え、台本の表紙絵を描いている刈谷仁美さんが手掛けた。
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広瀬さんは「いつも台本で見ていた世界の中に一緒に入れさせてもらえて、とってもうれしいです。 初めましてのなっちゃんと、なつらしい世界にポンっと入った気分で、不思議な感じですが。いつもみんなで毎週表紙の絵が変わる台本をいただく度に、今回の絵、可愛いとか、すてきだとかずっと話していたので、まずは現場に行って自慢しようと思います」とコメント。
刈谷さんは「実写のなつと、イラストのなつの目線を合わせるところなど難しいポイントもありましたが、私の好きな色であるピンクもきれいに出て、すてきな仕上がりになってうれしいです」と満足げ。
また、「なつの成長に合わせて、周りの動物たちも、ドラマのタイトルバックなどに出てくる動物たちより少し大人っぽい絵柄にしています」と明かすと、「今までは、なつが思い描いていることや想像を劇中のアニメーションで表現する部分が多くありましたが、物語後半では、なつが実際に作るアニメーションがたくさん出てきます。可愛らしい絵柄のものから、ちょっといかつい作風のものまで、いろいろなアニメーションが出てきますので、その変化も楽しみにしていただけたらうれしいです」と視聴者にメッセージを送っている。
「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽から手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。
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