特撮ドラマ「仮面ライダービルド」でヒロイン・石動美空(みーたん)を演じた女優の高田夏帆さん。「ビルド」で武田航平さんが演じた“カズミン”こと猿渡一海(仮面ライダーグリス)が主人公のVシネマ「ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス」(9月6日公開)と、カズミンとみーたんの“ラブストーリー”「ドルヲタ、推しと付き合うってよ」が同時上映されることが先日発表され、SNSなどで話題となっている。制作が決まった時、「『まさか!』とびっくりした」という高田さんは、撮影中も「めちゃくちゃ照れて恥ずかしかった」と振り返る。2017~18年に放送され、今回ついに“最終章”を迎える「仮面ライダービルド」への思いを聞いた。
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「仮面ライダービルド」で高田さんが演じた石動美空は、ネットアイドルのみーたんとしても活動する同作のヒロイン。武田さん演じる一海は、みーたんの大ファンのいわゆる“ドルオタ”だ。シリアスな展開が多かった同作で、コミカルに描かれた2人の関係は放送当時、ファンの注目を集めた。また、テレビシリーズ第47話「ゼロ度の炎」では、仮面ライダーグリスが死闘の末、みーたんにみとられて散っていく姿が描かれ、反響を呼んだ。
そんなカズミンとみーたんの物語「ドルヲタ、推しと付き合うってよ」が上映されることが6月に発表された。高田さんは、「まさか、“かずみーたん”がこんなことになるとは思ってなかったですよね。めちゃくちゃびっくりしました。ドルオタドリームというか」と笑顔を見せる。
「テレビシリーズでは、『アイドルとオタクの関係は決して一線を超えない』というので終わっていたから、『ちょっとどうなの?』という意見もあるとは思うんですけど、そんなのは忘れてください。素直に今の一番新しい作品の中でどうなるかを楽しんでください」と話す。
今回は、ラブストーリーということで、「これまでは、航平さんとデートのようなシーンを一切撮ってなかったので、撮影中はめちゃくちゃ照れて、恥ずかしかった。私、ずっとヘラヘラしてた気がします(笑い)。航平さんは、私の2019年のカレンダーを撮影してもらったり、ラジオなど他の仕事も一緒にやらせてもらっていて、仲がいいからこそ恥ずかしい。照れを押し殺しつつ、本番はビシッとやりましたけど」と撮影を振り返る。
高田さんは、武田さんとのラブストーリーを「幼なじみのお兄ちゃんと恋愛シーンを演じるような感覚」といい、武田さんとも「もし、キスシーンとかあったら『絶対できないよね』と話していた」と明かす。また、同時上映の「ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス」との「高低差がすごいからどっちも引き立つ。本当に面白いから、ただただ笑ってほしい」とアピールした。
今回のVシネマで最終章を迎える「仮面ライダービルド」。高田さんに「2017年にテレビシリーズが始まって、ついに最終章です」と伝えると、「えっ! 2017年ですか。今、2019年ですよ。もう2年たっちゃう……。いつまでもかじりついてられない」と寂しそうな表情を見せた。
「実感が湧かないですね。最後最後と言いつつ、これまでVシネマなどに出させてもらっていたので、『これで最後なんだな』っていう思いは薄くて。でもお芝居では、その気持ちを濃くしたほうが絶対にいいものは撮れるので、『最後だ、最後だ』って、奮い立たせてやったのは覚えています」と振り返る。
高田さんは「仮面ライダービルド」での経験を「私を成長させてくれたのはもちろんですし、土台を作ってくれた」と表現。ビルドの俳優陣は、「撮影中に『ここをこうしたい』というプランとかお芝居の話は一切しないんです。でも、作品ができてしまう。それはちゃんと一人一人が役について考えているからこそなんですよね」と話す。
テレビシリーズは複数の監督で撮影をするため「それぞれの監督さんが全く違う考え方を持っていて、極端に言うと違う作品を撮っているような感覚なんです。現場で一定のレベルを満たさなかったら、監督のOKはもらえないし、何回も何回もというのが当たり前でした。『仮面ライダー』シリーズが登竜門と言われるのは、こういうことかとすごく思いました。テレビで放送できるレベルまで引き上げてくれるんです」と話し、「本当にかけがえのない経験をさせてもらった」と思いを語った。
2015年から情報バラエティー番組「王様のブランチ」(TBS系)でリポーターを務め、「仮面ライダービルド」を経て、RCC中国放送の60年特別企画ドラマ「恋より好きじゃ、ダメですか?」でドラマ初主演。同ドラマの劇中曲「大航海2020 ~恋より好きじゃ、ダメですか?ver.~」で歌手デビューを果たすなど、活動の場を広げる高田さん。
今後の目標を聞くと、「具体的になりたい女優さんというのも正直ないし、いろいろなジャンルのお仕事をさせていただいているからこそ、どういうふうになりたいかも分からないんです。でも、今までやってきた全てのことに意味があったって思いたい。上を見たら、いくらでも上があるので、地道に一つ一つ乗り越えていくだけかなと思います」と話す。
現在23歳の高田さんは、同世代の女優やタレントに対して「皆さん、めちゃくちゃすごいのでやっぱり比べてしまいますけど、私は“一つに絞らない強み”を生かしていきたいです。いろいろな私を受け入れてもらえるようになれたら」と話し、「新境地って、周りに与えられてたどり着けるわけじゃないから。自分で課題をもっていかないと、新しい自分を見せられないですからね」と力を込める。
明るく人懐っこいイメージが強い高田さんだが、実は「根はネガティブ」という。「周りの人には『なんでも楽しそうにやるよね』とすごく言われるんです。実はそんなこともなくて、大変なこともあるんですけど、そこは強みなのかな。私のポリシーとしては、すっごい大変でその時笑えなかったことでも、後々笑い話にできればそれでOKというのがあって。失敗も全部成功につなげたいんです」と笑顔で語った。
ネガティブもポジティブに変え、突き進もうとする高田さん。今後の活躍が楽しみだ。
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