なつぞら:「鳩子の海」の藤田三保子が登場 10人目の歴代ヒロイン 夫役・関根勤も「感動した」

NHK連続テレビ小説「なつぞら」第114回に登場した藤田三保子さん(左)と関根勤さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「なつぞら」第114回に登場した藤田三保子さん(左)と関根勤さん (C)NHK

 女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第114回が8月10日に放送され、坂場(中川大志さん)の母・サト役で藤田三保子さんが登場した。藤田さんは1974年度の朝ドラ「鳩子の海」でヒロインの鳩子を演じていた。

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 「なつぞら」では「ひまわり」(1996年度前期)の松嶋菜々子さん、「娘と私」(1961年度)の北林早苗さん、「ふたりっ子」(1996年度後期)の岩崎ひろみさん、「おしん」(1983年度)の小林綾子さん、「どんど晴れ」(2007年度前期)の比嘉愛未さん、「純ちゃんの応援歌」(1988年度後期)の山口智子さん、「ちりとてちん」(2007年度後期)の貫地谷しほりさん、「本日も晴天なり」(1981年度後期)の原日出子さん、「だんだん」(2008年度後期)の三倉茉奈さんに続く、10人目の歴代朝ドラヒロインとなる。

 この日はサトの夫で、坂場の父の一直役で関根勤さんも登場した。関根さんは「(なつ役の)広瀬さんは美しさの中に爽やかさがあり、まるで四方十川の上流を泳ぐ鮎のようでした。中川さんは男らしくまた躍動感にあふれていて、まるで草原を駆け抜けていくサラブレットのようでした。 藤田さんは『鳩子の海』以来ファンだったので夫婦の役ができてとても感動しました」と振り返っている。

 「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽に手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく。

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