時効警察はじめました:主題歌に椎名林檎の新曲 「熱海の捜査官」以来9年ぶり三木聡作品に楽曲提供

椎名林檎さん
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椎名林檎さん

 俳優のオダギリジョーさんや女優の麻生久美子さんらが出演するコメディーミステリードラマ「時効警察はじめました」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分)の主題歌として、シンガー・ソングライターの椎名林檎さんの新曲「公然の秘密」が採用されたことが9月20日、分かった。

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 ドラマは三木聡さんがメイン監督を担当する作品。椎名さんは、オダギリさんと三木監督がタッグを組んだ刑事ドラマ「熱海の捜査官」の主題歌「天国へようこそ」(東京事変)でも、作詞作曲を担当している。9年ぶりに、三木監督の作品に楽曲を提供する。

 「時効警察」は、時効が成立した事件にスポットを当てたコメディーミステリー。総武警察署時効管理課の警察官である霧山修一朗(オダギリさん)が交通課の三日月しずか(麻生さん)らを巻き込んで、“趣味”で時効が成立した事件を捜査する姿を描く。2006年1月期に第1弾となるドラマが放送され、2007年4月期に第2弾「帰ってきた時効警察」が放送された。

 ◇椎名林檎さんのコメント(原文のまま)

 この度は伝説の銘作続編制作の好機に、主題歌をご注文くださりありがとうございます。三木聡監督作品へ書かせていただくのは今回でまだたったの二度目だそうです。「時効警察」はもちろんのこと、三木監督による素晴らしい作品群を平素より繰り返し拝見している所為か、すっかり/うっかり三木組気取りで取り組ませていただいてしまいました。着手する瞬間から完成する瞬間まで、私はずっと幸せでした。

 こんなことを申し上げるのは甚だ烏滸がましいと存じながらも敢えて打ち明けさせていただきたいことがあります。私は、たとえ寝惚け眼で書いたとしても、空腹に苛々しながら書いたとしても、十五歳頃のスケッチを取り出して仕上げたとしても、どうしても三木監督作品に溶け込むタッチの曲が出来上がってしまう気がするのです。ごめんなさい、正直美味し合える関係だと自負しているのです。

 ですからオーダーいただいたときも、楽器の録音をしているときも、苦手な作詞中ですら、安心して思い切り拘泥ることができたのだと思います。元来フィーリングが合うと思えばこそ、その資質に甘えたくなかった。如何に三木組へ溶け込むか。私は最後の最後まで、ひとつも譲りませんでした。そんな気迫で挑んだこの一曲、待望のドラマとともに、ぜひごゆるーりとお楽しみくださいませ。椎名林檎(40)

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