探偵!ナイトスクープ:新局長の松本人志「もう後悔しかない」と尻込みも 西田敏行局長が「幅が出る」と後押し

バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」の新局長となったお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(左)と二代目局長の西田敏行さん
1 / 5
バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」の新局長となったお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(左)と二代目局長の西田敏行さん

 人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(ABC)で2001年1月26日から二代目局長を務めてきた俳優の西田敏行さんが、11月22日の放送を最後に局長を卒業する。10月25日にABC(大阪市福島区)のスタジオで、西田さんの最後の番組収録が行われると同時に、新局長として「ダウンタウン」の松本人志さんを迎えることが電撃発表された。

あなたにオススメ

 この日の3本目の依頼が終了した後、西田さんは「依頼者の方々の熱くて、アホで、真っすぐな思いにたくさん笑いましたし、たくさん泣きました。本当に幸せな時間でした」と目に涙を浮かべながらあいさつ。その直後に西田さんからの「新しい時代を作ってくれるのは彼しかいないと、バトンを託します」と紹介され、松本さんが登場すると、収録会場には悲鳴のような歓声が上がった。松本さんが「今、(西田)局長やめないで感がすごくて、もう後悔しかない」と尻込みする中、西田さんが「三代目局長、松本さんで問題ないですね?」と観覧に問いかけると、大きな拍手が起こった。

 収録直後の会見で、西田さんは今回の勇退について「去年の秋ぐらいから、チラチラと考えていた」と告白。その理由について「(初代の)上岡(龍太郎さん)局長のころは、大人の乾いた笑いを追求していて、僕がファンになった理由もそこにありました。でも自分が局長をやり始めて、スタッフや探偵たちの熱意が感動に変わって泣いてしまったら、だんだん濡(ぬ)れた笑いや感性になってきて。乾いた笑いと濡れた感性を、フィフティーフィフティーに進めていきたいと思ったけど、僕の場合は濡れた感性が大きくなった。ここはぼちぼち身を引いて、乾いた笑いをもうちょっと効かせる番組に修正しないといけない、と思いました」と番組愛ゆえに卒業することを明かした。

 対する松本さんは、2016年5月に依頼者として出演したことがあるほど、ナイトスクープの大ファン。そのため「二つ返事で引き受けた」そうだが、会見では「これだけ出来上がった番組に乗っかるのは、今までやったことがないので、とにかく番組の邪魔にならないようにしないと。結構ネットでは(次期局長の予想で)『松本やったら嫌や』と言われてますし」と不安げにコメント。それに対して西田が「私も上岡さんから局長に変わるとき、ずいぶん言われました。松本さんは乾いた笑いと濡れた感性を、ちょうどフィフティーフィフティーでできる唯一の人じゃないかと思います。なんせ(ナイトスクープは)依頼者が主役ですから『松本局長なら、こういう依頼がいいんじゃないかな』というので、幅が出てくると思います」と励ますと、「ちょうどレギュラー(番組)が1本なくなったところなので(よかった)」と松本さんらしいコメントが飛び出した。

 西田さんの局長最終回には、2010年まで番組の秘書を務めてきた岡部まりさん、最高顧問のキダ・タローさん、探偵の間寛平さん、石田靖さん、竹山隆範さん、たむらけんじさん、お笑いコンビ「麒麟」の田村裕さん、「銀シャリ」の橋本直さん、「ハライチ」の澤部佑さんも出演。この模様は11月22日午後11時17分(関西地区)に放送。松本さんの局長初登場は11月29日の回からで、同時に同局の増田紗織アナウンサーも四代目秘書としてデビューする。

写真を見る全 5 枚

テレビ 最新記事