桐山漣:「いいね!光源氏くん」中将が当たり役 スピンオフ希望の声、続々と…

連続ドラマ「いいね!光源氏くん」最終回の一場面 桐山漣さん演じる中将(右) (C)NHK
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連続ドラマ「いいね!光源氏くん」最終回の一場面 桐山漣さん演じる中将(右) (C)NHK

 俳優の千葉雄大さんと女優の伊藤沙莉さんが出演するNHK連続ドラマ「いいね!光源氏くん」(総合、土曜午後11時半)の最終回「最終絵巻『光くんばいばい?!』」が5月23日に放送された。最後は光源氏(光くん、千葉さん)と沙織(伊藤さん)の感動の再会で締めくくられたものの、桐山漣さん演じる“もう一人の平安貴族”中将(中ちゃん)の行く末が明らかにされなかったことから、ファンから「中ちゃんどーなったの? 中ちゃん?」「とにかく中将殿どうなったのかがひたすら気になる」「中将ファンとしては、その後、彼がどうなったのかが気になります。続編希望!」といった声も多く上がっていた。

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 ドラマは、NHK「よるドラ」の第6弾で、えすとえむさんの同名マンガが原作。「源氏物語」の中で雅(みやび)の世に生きていた平安貴族・光源氏が、まったく世界観の異なる現代に出現。地味で自信がない今風のこじらせ会社員・藤原沙織が、ヒモ同然で住まわせることになる……という“イケメン居候コメディー”。

 最終回では、光源氏は沙織との気まずい空気を何とかしようと、中将を誘って居酒屋で酒をともにする。源氏物語の平安の世界では、契りを交わした全ての女人を幸せにしたいと思っていた光だが、今は一人の女人だけを幸せにできればと思い直したことを中将に告げる。

 一方、沙織は光に「もう一緒には住めない」と告げ、その代わりに最後のデートを申し込む。2人で楽しい時間を過ごすも、やがて、沙織は多元宇宙論の研究者・フィリップ(厚切りジェイソンさん)に教えられた通り、光を源氏物語の世界に戻す方法を実践する。光が居なくなった現代で元の日常を過ごす沙織。しかし、花火大会の夜、沙織の前に現れたのは、なぜか光で……とストーリーは展開した。

 桐山さん演じる中将は、源氏物語の登場人物で、光の義兄。光にとっては良きライバルで、良き親友でもある。ドラマには4月25日放送の第4回から登場。光に負けず劣らず趣のあるセンスを兼ね備え、妙にヒョウ柄が似合う中将はたちまち視聴者の注目を集め、優雅な身のこなしと“イケボ(イケメンボイス)”で役を体現する桐山さんも、「当たり役」との評価を得てきた。

 そのため、最終回の放送直後から、SNSには「中将殿のその後も見せてほしい」「特別編とかで『いいね!中将くん』やってほしい」「中ちゃんのスピンオフ見たいです!」「NHKさん、スピンオフで中将物語(またはいいね!中将くん)お願いします」「中ちゃんも幸せにしてー」といった意見や要望が書き込まれていた。

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