フェイクマミー
第9話 ニセ母計画崩壊!?追い込まれた家族の決断
12月5日(金)放送分
女優の新木優子さんが主演を務める、10月スタートのWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW セイレーンの懺悔」のオールキャストが8月25日に発表され、池内博之さん、高梨臨さん、甲本雅裕さん、濱田マリさん、池田成志さん、高嶋政伸さんが出演することが分かった。
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ドラマはテレビ局が舞台で、「報道」のタブーに切り込んだ作品。新木さん演じる帝都テレビの新人報道記者・朝倉多香美の先輩で帝都テレビ「アフタヌーン JAPAN」の記者・里谷太一役を池内さん、女子高生誘拐殺人事件を追う警視庁捜査一課の刑事・宮藤賢次役を高嶋さん、帝都テレビのライバル局であるジャパンテレビの報道記者・三島奈那子役を高梨さん、事件の被害者・東良綾香の父・東良伸弘役を甲本さん、母・東良律子役を濱田さん、「アフタヌーンJAPAN」の編集長・兵頭邦彦役を池田さんが演じる。
また永島敏行さん、中村育二さん、佐野和真さん、尾上寛之さん、羽場裕一さんらの出演も発表された。さらに、プロモーション映像が番組サイトで解禁された。
「連続ドラマW セイレーンの懺悔」は、“ドラマ化不可能”と言われていた中山七里さんの同名小説が原作。あるつらい過去を抱え報道記者という職を選んだ朝倉多香美は、番組が不祥事続きで窮地に立たされていながらも、誇りを持って仕事に取り組んでいた。そんな中、女子高生誘拐事件が発生。事件を追う多香美は、番組の名誉挽回のためにスクープを狙いながら、自身の過去と向き合っていくことに……というストーリー。
10月18日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライムで放送。全4話で、第1話は無料放送。
作品を読むとグイグイと世界に引っ張られ、あっという間に読んでしまいました社会派サスペンス。マスコミの裏側が描かれていて、誤報や報道の怖さを改めて感じました。主人公のような自分の信念を持った人間がいてほしいとも思いました。そして、やはり驚いたのがラスト。いい意味で本当に裏切られ、やられた感がありました。報道記者である里谷を演じるにあたり、自分に信念を持ちどこかハイエナのような嗅覚を持ち合わせ、強さと優しさを持ち合わせた熱い男を演じたいと思います。
衝撃のエンディングをお楽しみに!!
台本を読んで、本格的なサスペンスのストーリーの面白さや、そこに絡んでいく記者、そして事件の当事者たちの複雑な感情や背景が描かれていて、夢中で読み終えました。私自身、記者として現場リポートをしていく役をいただくのは初めてなので、とても楽しみです。
今回演じさせていただく三島奈那子は、記者としてのプライドが高く、仕事に命をかけてきた女性です。カッコよくも、仕事のためならどこまでも突き進んでいきそうな、強い女性を演じていけたらと思っております。
自粛期間中ほぼテレビを見る人になっていて、はたして作る側に戻れるのかと心配していましたが、案外すっと戻れていることに驚いています。以前と比べ制限されることはたくさんありますが、このドラマは自分にちゃんと制限をかけられるか、それとも突き進むのかを問う作品だと思います。
役の上では葛藤しながらも、待望のWOWOWドラマへの参加。制限かけることなく突き進みます! 監督に制限かけられない限り……(笑い)。
私が演じている被害者の母親・東良律子は、小さな幸せを探してけなげに生きているけれど、思い通りにならない日々の生活の中で、怒りとも悲しみともつかない感情が静かに沈殿しているような女性。それをどう表現するのかが課題でした。撮影は刺激的で、感覚が研ぎ澄まされる瞬間が何度もありました。原作の小説、脚本を読んだ時に私自身が受けた衝撃を、このドラマを見る皆さんにもぜひ感じていただきたいです。
台本を読んで、報道の多面性もさることながら、事実の多面性ということを強く感じました。見る角度によって物事は違って見える、つまり、人によっても違うとでも言いましょうか。そのことが丹念に描かれてるなぁと感じました。私の演じる兵藤は、興味をあおることによって、視聴率を上げることに奔走する、今的な底の浅そうな人間ですが、彼のような人間がいることも現実的です。そんな彼がストーリーを通して何か変わるのか? 変わらないのか? 自分でも楽しみです。
まず、奇妙な題名にひかれました。次に、台本を読ませていただいて、その深い内容、その面白さ、そして読み終わった後の圧倒的な感動に驚きました。気がつくと、宮藤を演じさせてくださいと会社に連絡していました。宮藤、という刑事の面白いところは、事件を俯瞰(ふかん)して見ているところ。決して、探偵のように飛躍させず、徹底的に動機にこだわるところが、リアルだと思います。また、この作品の見どころは、普段の日常に潜む人間の闇を勧善懲悪を超えた視点で描いているところだと思います。
誰もが、闇と闇が重なった闇だまりを持っていて、ふとした瞬間にそれが一気に噴き出し、日常を非日常へと逆転させる。この作品は、ギリシャ神話の妖精セイレーンを現代によみがえらせ、そんな日常に潜む「闇だまり」を我々に突きつけ、瞬きもせずにジッと見据えています。
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