俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第26回「三淵の奸計(かんけい)」が10月4日に放送され、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)の子・阿君丸(くまぎみまる)をある悲劇が襲った。
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第26回は、足利義昭(滝藤賢一さん)を奉じ、織田信長(染谷将太さん)と共に上洛(じょうらく)を決めた義景だったが、その気まぐれな言動から、光秀(長谷川さん)、三淵藤英(谷原章介さん)らは次第に不安を感じるようになる。義景の家臣や一族が決して一枚岩ではない様子を見るにつけ、このままでは上洛をしても三好勢と十分に戦えないと判断した光秀は、信長を訪ね、単独で上洛をするように訴える……。
この日は手塚とおるさん演じる朝倉景鏡(あさくら・かげあきら)が初登場。義景の上洛に異を唱える景鏡と朝倉家家臣の山崎吉家(榎木孝明さん)、三淵の“密会”も描かれた。また義昭、三淵、細川藤孝(眞島秀和さん)は越前から信長のいる美濃に向かうことを決意。藤孝から文を受け取った義景は怒り、義昭らを美濃に行かせまいとした矢先、悲劇は起きた。
まさに大人たちの都合により、毒を盛られて命を落とした阿君丸。SNSでは「ああ……可愛い阿君丸君……」「やりやがった…」「やり口がゲスすぎる……」「これは不憫(ふびん)……」「さすがにかわいそう、、、」などと視聴者は反応。さらに「忘れたころにやってくる毒殺」 「麒麟いち残虐なシーン」「あかんよ。三淵はん、山崎はん 」「このためにチュー太郎とか言って無邪気なところを見せてたのか」「戦国怖ぇぇ!」などと衝撃を与えたほか、「久々に悪いタニショー来た」「来週もドロドロそう(いいぞもっとやれ)」といった感想も書き込まれていた。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
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