WOWOW:「勝手に演劇大賞2020」開催決定 井上芳雄&紅ゆずるが選ぶ「最も輝いていた作品」も発表

井上芳雄さん(左)と紅ゆずるさん
1 / 4
井上芳雄さん(左)と紅ゆずるさん

 視聴者の投票によって、演劇界で“最も輝いていたと思う作品・演出家・俳優”を勝手に表彰するWOWOWの「勝手に演劇大賞2020」が開催されることが11月1日、分かった。今年で11回目を迎える。

あなたにオススメ

 今年、国内で上演された全ての作品が対象。特設サイトから投票でき、期間は2021年1月31日まで。結果は同年3月に特設サイトで発表される。投票各賞は「作品賞」 のストレートプレイ部門、ミュージカル部門、2.5次元部門、「演出家賞」「女優賞」「男優賞」「新人賞」。投票した人の中から5人に、WOWOWのオリジナルミュージカルコメディー番組「グリーン&ブラックス」のグッズが5点セットになった“5Gセット”がプレゼントされる。

 「グリーン&ブラックス」に出演するミュージカル俳優の井上芳雄さんは、自身にとって最も輝いていた作品に「ベイジルタウンの女神」を選出。井上さんは本作を生配信で視聴したといい、「今の時期にゼロからこの物語が生み出されて、素晴らしいクオリティーで無事に上演され、リアルタイムで自分も配信で楽しませてもらっている現実に、なんだか奇跡を見ているようでした。オープニングから一気にベイジルタウンの世界に引き込まれ、最終的には登場人物たちの気持ちと一緒になって泣き笑いしてエンディング。おとぎ話のようでいて、自分たちの毎日も省みながら、希望までもらえてしまうんです」と理由をコメント。

 WOWOWで放送中の番組「宝塚プルミエール」のナレーターを務める元宝塚歌劇団星組トップスターの紅ゆずるさんは、ミュージカル「ビリー・エリオット」を選び、「ビリーという一人の少年から発せられるボルテージに父親、兄、祖母、クラシックバレエの教師、炭鉱の人々が、ビリーと自分への希望を見いだしていくそれぞれの姿に心震えました。夢をかなえられる人とそうでない人、夢を追うことができなかった人たちの人生も詳細に描かれていて、希望を持って明るく生きていこうとする気持ちというのは、人にどれだけの影響を及ぼすのかということを改めて感じることのできた作品でした」と感想を語った。

 ◇過去3年間の受賞歴は以下の通り(敬称略)

 「勝手に演劇大賞2019」▽演出家賞:三谷幸喜▽女優賞:ソニン▽男優賞:三浦春馬▽作品賞:ミュージカル部門「ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』」/ストレートプレイ部門「罪と罰」/2.5次元部門「舞台『どろろ』」

 「勝手に演劇大賞2018」▽演出家賞:いのうえひでのり▽女優賞:天海祐希▽男優賞:鈴木拡樹▽作品賞:ミュージカル部門「ナイツ・テイル-騎士物語-」/ストレートプレイ部門「ヘンリー五世」/2.5次元部門「舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰」

 「勝手に演劇大賞2017」▽演出家賞:森新太郎▽女優賞:濱田めぐみ▽男優賞:井上芳雄▽作品賞:ミュージカル部門「ビリー・エリオット~リトルダンサー~」/ストレート部門「子供の事情」

写真を見る全 4 枚

テレビ 最新記事