海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第16回「恩人暗殺」が5月30日に放送された。同回では、主人公・渋沢栄一(篤太夫、吉沢さん)の恩人の一橋家家臣・平岡円四郎(堤真一さん)が、過激な攘夷(じょうい)思想の水戸藩士によって暗殺。雨中、円四郎の亡きがらと対面した慶喜(草なぎ剛さん)の、“1分を超える慟哭”が視聴者の胸を打った。
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第16回では、篤太夫と成一郎(高良健吾さん)は、円四郎に命ぜられ、一橋家の兵と家臣を募るべく関東に出向く。二人はかつての同志・真田範之助(板橋駿谷さん)に会い、一緒に働くことを勧めるが一蹴されショックを受ける。血洗島村では惇忠(田辺誠一さん)と平九郎(岡田健史さん)が水戸騒動に関わった嫌疑で連行され、惇忠は牢(ろう)に入れられる。
一方、京都では土方歳三(町田啓太さん)ら新選組が池田屋を襲撃。攘夷(じょうい)派志士の怒りは、禁裏御守衛総督(きんりごしゅえいそうとく)の慶喜と側近・円四郎に向かっていく……。
円四郎の死を知らされた慶喜は、顔色を失い取り乱すように外へ。運ばれてきた円四郎の亡きがらと対面すると、「円四郎よ」と呼びかかける。円四郎から返事がないことに、慶喜は「尽未来際と……申したではないか。尽未来際さえ共に……。どうして……どうして……どうして……」と泣き崩れる。
SNSでは「つらすぎる。無理」「慶喜さま…つらくて見られないよ…」「耐えられない…」「あああ…これは重い」「視聴者もどうして…どうして…だよ」などと視聴者も反応。一方で、「涙のシーン、グッときました…」「慶喜様の『どうして』でもう泣けてきた」「慶喜の表情の変化にこちらまで胸が締め付けられる、、さすがです」「慶喜様ぁ。゚これは名シーンや・・・」「屈指の名シーン」といった感想も数多く書き込まれた。
「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
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