リコカツ:永山瑛太演じる“緒原紘一”ができるまで ドラマPに聞く

連続ドラマ「リコカツ」に出演する俳優の永山瑛太さん(C)TBS
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連続ドラマ「リコカツ」に出演する俳優の永山瑛太さん(C)TBS

 女優の北川景子さん主演で、俳優の永山瑛太さんが出演する連続ドラマ「リコカツ」(TBS系、金曜午後10時)。永山さん演じる、純粋でマジメすぎるアツい男・緒原紘一に、視聴者からは「今まで見てきた中でぶっちぎりで瑛太の役最高」など絶賛の声が上がっている。6月4日放送の第8話では、咲(北川さん)の幸せを願うあまり、嘘(うそ)をついてしまった紘一が、「お前、嘘ついたな!」と自分に怒り、男泣きするシーンにも注目を集めた。永山さんとは、ドラマ「オレンジデイズ」(TBS系)でもタッグを組んでいる植田博樹プロデューサーに、“緒原紘一”ができるまでのエピソードや、北川さんと永山さんの撮影現場での様子を聞いた。

 ◇“北川景子&永山瑛太”のキャスティングの裏側

 「リコカツ」は、ファッション雑誌の優秀な編集者で、自由奔放な家庭に育った現代的な妻・咲と、航空自衛隊航空救難団の隊員で、生真面目な夫・紘一による離婚から始まるラブストーリー。

 ドラマが始まる前に、北川さん、永山さんのキャスティングにこだわり、「丸2年ぐらい、お二人のスケジュールが合うのを待ちました」と明かしていた植田さん。キャスティングでは、ドラマ「ケイゾク」(同局系)などでタッグを組んだ堤幸彦監督のやり方にならい、どんな組み合わせがバディーとしていいかを考え、付箋にいろいろな人の名前を書き、貼り付けて決めていった。

 今回は、北川さんに「離婚活動を通してのメッセージを語ってもらいたい」と考えたといい、「(夫婦の間で)離婚というところまでいったときに、ディスカッションできる感じや、そういうときに啖呵(たんか)を切ったりすることが一番似合う人、ということで北川景子さんをイメージした」と明かす。“バディー”については、「北川さんというシャープな人に、朴訥(ぼくとつ)な人をはめたらどうかなと思った」と振り返る。

 永山さんとは、「オレンジデイズ」で仕事をしていた植田さんは、「瑛太さんが男っぽいというか、ちょっと古風だなと思った瞬間があって。そのことがパッと浮かんで、今回の北川さんのパートナーとしていいんじゃないかと思った」とキャスティングの裏側を明かす。

 ◇芝居のバリエーション豊富な永山瑛太

 永山さんについて、「どんな役でもこなすマルチプレーヤー」と続けた植田さんは、「『最高の離婚』(フジテレビ系)という大名作がある。瑛太さんが演じたあのキャラクター(理屈っぽく神経質で、時折デリカシーのない発言をする濱崎光生)とまったく違う真逆のキャラをやりたいと思っていた」と振り返る。

 一番最初の台本読みの際には、永山さんに「大声なキャラクターでお願いします」と指示を出した。「すでに台本には、大声のキャラクターで、“武士”みたいな発言があったのですが、それがものすごく立体的になって。こういう昭和な人っているかもしれない。マンガの世界じゃなくて、この目の前にいるよな……みたいな感じがしました」と当時について振り返る。

 そんな紘一を演じるにあたり、永山さんはいろいろな芝居のバリエーションを考えてきている。一方、北川さんは、そんな永山さんの芝居の一つ一つについて、反応をしているといい、「『その芝居は面白いよ』とか、『その芝居は面白いというよりはちょっとドン引くな、私』とか。リハーサルの合間に“笑い”だったり、いろいろな表情だったりでお互いに探り合っています」と二人の様子を明かす。

 ときには、お互いの控室に行って、「台本のここなんだけど、こういうふうにしたらどうかな?」などと打ち合わせをしていることもあるといい、そのセッションの一つ一つが制作スタッフに提案され、皆で作り上げられている。植田さんは、「ずっとこの作品のことを考えているなという感じがしています。二人には尊敬というか、愛情しかないですね」と話す。

 6月11日放送の第9話では、互いの幸せを願うあまり本音を隠して再び別れた咲と紘一のその後が描かれる。咲は、紘一との思い出が詰まった共有名義のマンションを売ることを決意。貴也(高橋光臣さん)にマンション売却の一切を委ね、依頼を受けた貴也は水戸の緒原家に紘一を訪ね……と展開する。今夜の放送も楽しみにしたい。

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