MBS:「よんチャンTV」苦戦、巻き返し図る 新社長「『ぷいぷい』の黄金時代を目指す」

MBSの虫明洋一社長=MBS提供
1 / 1
MBSの虫明洋一社長=MBS提供

 今年6月に就任したMBSの虫明洋一社長が7月30日、オンライン記者会見に出席。今年3月にスタートした報道情報番組「よんチャンTV(テレビ)」(月~金曜、午後3時40分~午後7時)について「シェア、視聴率を上げるしかない状況で始めた番組ですが、結果、数字では想定通りにいっていないという実情だと思います」と分析した。

ウナギノボリ

 同局では3月に、平日昼帯の番組「ちちんぷいぷい(ぷいぷい)」(午後1時55分~午後3時49分)と「ミント!」(午後3時49分~午後7時)を終了。CBCテレビ制作の情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜午後1時55分)のネット放送を開始し、「よんチャンTV」を立ち上げた。

 虫明社長は「よんチャンTV」について、「いきなり、全盛期の『ぷいぷい』を上回る数字を目指せるものではないと分かっています」と前置きし、「どこかで手を入れないと、経年劣化に対処できなかったので、思い切って『ゴゴスマ』を受けさせていただき、『ミント!』を閉じて、『よんチャンTV』を始めた」と経緯を説明。

 視聴率は想定通りに推移していないというが、「『よんチャンTV』は成長途中と考え、さまざまな試行を繰り返している。注視しているのは2部で、どのくらい数字を上げた状態で、(午後7時からの)プライムタイムにバトンを渡せるか。いろいろやっている中には、他局にない企画開発、LINEを使って視聴者の意見を取り入れたコーナー、2年目、3年目のアナウンサーがはじけるようなコーナーを作って、『よんチャンTV』を進めています」と語った。「かつての『ぷいぷい』の黄金時代を目指して、やっている」とし、巻き返しを図る構えだ。

テレビ 最新記事