おかえりモネ:菅原小春「車いすでNHKから家まで帰ったことも」 鮫島祐希役熱演“舞台裏”

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で車いすマラソンの選手・鮫島祐希を演じる菅原小春さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で車いすマラソンの選手・鮫島祐希を演じる菅原小春さん (C)NHK

 清原果耶さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演している菅原小春さん。次のパラリンピックに何としても出たいと思っている車いすマラソンの選手・鮫島祐希を熱演している。「車いすマラソンという競技を今回初めて知りました。練習期間を多くとれたわけではなかったのですが、指導してくださった花岡伸和さんとともに、ポイントを絞りながらトレーニングを重ねました」といい、「実は自主練ということで、車いすでNHKから家まで帰ったこともあるんです」と明かす菅原さんが“舞台裏”を語った。

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 菅原さんは今回が初の朝ドラで、「NHKで、しかも朝ドラという誰もが知っている番組に出演できるのは、大変名誉なことだなと思っています。私自身、お芝居も経験が少ないので緊張もありましたが、いつも応援してくれている祖父に喜んでほしいという気持ちが大きかったので、本当にうれしかったです」と振り返る。

 車いすでの移動について、「周囲からの視線も感じますし、整備されていない道路は動きづらいし、腕だけの力で進むのは本当に大変なんだと実感しました」とコメント。

 さらに「体験してみて私自身も、もっと車いすの方に親切にしようと改めて思いますし、より多くの人が車いすの大変さを知っておく必要があるとも思いましたね。難しい役だなと初めは思いましたが、初めての経験ができてとても勉強になりましたし、花岡さんをはじめとするアスリートの方々には、本当にリスペクトの気持ちでいっぱいです!」と力を込めた。

 「おかえりモネ」は、「透明なゆりかご」(NHK、2018年)、「きのう何食べた?」(テレビ東京系、2019年)の脚本家・安達奈緒子さんによるオリジナル作品。宮城県気仙沼生まれのヒロインが、同県の登米(とめ)で青春を過ごす中で、気象予報士の資格を取り上京。民間の気象会社に就職し、天気予報にまつわるさまざまな経験を積み、そこで得た経験をもとに故郷に戻って、人々に貢献する物語だ。

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