10月10日にスタートするTBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)枠の連続ドラマ「日本沈没―希望のひと―」の制作発表が3日、オンラインで行われ、俳優の小栗旬さん、松山ケンイチさん、香川照之さんらキャストが出席。今回、17年ぶりの共演となった松山さんから、いろいろな人の様子を見て、自ら話しかけるなど、撮影現場での気遣いを絶賛された本作の主演・小栗さんは、「そういうのを意識するようになった始まりは香川さんですかね」と告白した。
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小栗さんとの共演は、2004年に放送されたスペシャルドラマ「リターンマッチ ~敗者復活戦~」(東海テレビ)以来、17年ぶりとなった松山さん。今作で、周りとのバランスを調整していく立場である常盤紘一を演じるにあたり、「僕自身が自分のことしか考えていない人間なんで(笑い)、どうやったら現場で客観的に物事を見ていけるのかと思っていたときに、小栗くんを見ていたんです」と明かした。
「たとえば、一人でぼーっとしている人に少しずつ近づいて、(小栗さんが)『何してるの?』と話しているのを見て、『これだな』と思って。そういうアンテナの張り方、立ち居振る舞いはすごく参考になりました」と明かしながら、「(小栗さんは)ある意味、常磐的な部分も持ち合わせていて、今回一緒にやらせていただいて勉強になりましたし、天海(役)が小栗くんで本当によかった。助かったなと思いました」と感謝の思いを口にした。
一方、松山さんとの共演について、「楽しかったです。いっぱい支えてもらいました。常磐にも松ケンにも」と話した小栗さん。「スタッフ一人一人を名前で呼ぶ姿は香川さんとそっくり」とMCから言われると、小栗さんは「自分が20代前半くらいの頃、父の影響もあって、『ちゃんと人の名前は覚えなさい』と言われて現場に行っていたときに、自分より先にスタッフの名前を覚えていたのは香川さんで。それ以来、そういうことは気をつけるようになったかもしれない」と告白。
「若い頃、“香川”という名前では呼んでもらえないことがとっても多くて……」と振り返った香川さんは、「人の名前をちゃんと覚えて言わないといけないな、という話を若い頃したよね?」と小栗さんとのエピソードを明かしていた。
ドラマは、1973年に刊行された小松左京さんのSF小説「日本沈没」が原作。翌年、同局で実写化したテレビドラマが放送されたほか、2本の映画、アニメ、マンガ化もされた。今回のドラマは、原作を大きくアレンジ。2023年の東京が舞台で、主人公を含むオリジナルキャラクターたちが、沈没という目に見えない危機が迫る中、テーマとなる「見いだしていく希望」が描かれる。
この日の制作発表には、杏さん、ウエンツ瑛士さん、中村アンさん、國村隼さん、比嘉愛未さん、石橋蓮司さん、仲村トオルさんも出席した。
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