おかえりモネ:覚えておきたい“菅波語録”11選! 「見せつけますか?」「あと1分」「19:5」…最終回直前復習

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の一場面 (C)NHK

 清原果耶さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、10月29日に最終回を迎える。さまざまな名せりふが登場した本作にあって、特に視聴者の印象に残る名言(迷言)を残してきたキャラクターが、坂口健太郎さん演じる菅波光太朗だ。ここでは、ときに視聴者のハートをわしづかみにし、ときに視聴者を笑わせ、ときに物事を深く考えるきっかけを与えてくれた「菅波語録」を振り返る。

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 ◇「麻薬です」発言には宮田との過去に関わりが…

 ・「あなたのおかげで助かりました」っていうあの言葉は麻薬です

 第10回(5月28日放送)では、百音(清原さん)が、雷雨に見舞われた山中から避難を終えた後の物語が描かれた。百音は、一緒に避難した小学生の父親から感謝されたが、菅波は「『あなたのおかげで助かりました』っていうあの言葉は麻薬です」と冷たく言い放った。

 「おかげで助かりました」は、菅波がかつての患者・宮田(石井正則さん)から何度も言われた言葉だった。菅波は、宮田の命こそ助けられたものの、ホルン奏者だった宮田の肺の機能を十分に残すことができず(後に吹けるようになったことが判明)、宮田の「人生を奪った」と思い続けて生きてきたのだった。

 ・知識は武器です。持ってるだけではなんの意味もないし、使い方も難しい。ですが、持っているに越したことはありません

 第24回(6月17日放送)では、菅波が百音に理科の教科書をプレゼントする姿が描かれた。菅波は、教科書を贈った理由について、百音が読んでいる本が「極端すぎるから」と説明しており、「基本に立ち返る」ことを訴えた。そして、教科書と一緒に「知識は武器です」の言葉を贈ったのだった。

 ・納得いかない 納得いきませんね

 第35回(7月2日放送)では、めきめきと勉強の成果を上げた百音が、菅波に気象の知識をホワイトボードで解説する姿が描かれた。それまでは菅波が、勉強を教えていたにもかかわらず、立場が逆転し、「この状況は納得いかない……」とぽつり。ちなみに、第54回(7月29日放送)で、百音と東京で再会を果たした際の菅波の第一声は、「納得いきませんね」で、再び似たせりふが登場した。

 ◇「あと1分」で視聴者キュンキュン プロポーズは「菅波劇場」に

 ・そういうときにこっちのことを忘れてしまう人のほうが僕は信頼できます

 第77回(8月31日放送)では、亮(永瀬廉さん)を心配した百音が、菅波とのデートをドタキャンしてしまう。謝罪する百音に対して菅波がかけた言葉が、「そういうときにこっちのことを……」で、SNSでは「菅波先生、さっすがー!」「大人な対応カッコイイ」と絶賛コメントが続々書き込まれた。

 ・あなたの痛みは、僕にはわかりません。でも、わかりたいと思っています

 第80回(9月3日放送)では、百音と菅波がコインランドリーで再会。菅波は、登米(とめ)の診療所に専念するつもりだと伝える。動揺する百音。亮の助けに応じることができなかった一方で、菅波がいなくなることを嫌だと思っていることを打ち明ける。菅波は百音をさっと抱き寄せ、「あなたの痛みは、僕にはわかりません。でも、わかりたいと思っています」と告げたのだった。

 ・あと1分

 第81回(9月6日放送)では、菅波が百音をコインランドリーで抱きしめるシーンの続きが描かれた。百音を抱擁した菅波は、そのまま百音の背中をポンポンとたたく。さらに菅波は「あと1分」とつぶやき、しばらく百音を抱きしめ続け、多くの視聴者をキュンキュンさせた。

 ・見せつけますか?

 第81回では、菅波と百音が登米(とめ)の森林組合に久しぶりに戻る。百音と菅波が2人きりで会話をしていると、その背後で翔洋(浜野謙太さん)ら森林組合の人々がそわそわ。見られていることに気づいた菅波は百音に、「どうしますか? 見せつけますか?」と提案したのだった。

 ・この感情が全てだ!

 第91回(9月20日放送)では、菅波が百音にプロポーズする姿が描かれた。菅波は、「顔を見ればうれしいし、声を聞けばほっとする。離れるときは、もう少しこの時間が続けばいいのにと思う」と百音に熱弁。そして、「これだ。この感情が全てだ!」と気持ちをあふれさせ、「一緒にいたい。この先の未来、1分1秒でも長く。結婚したいと思ってる」とプロポーズした。同シーンの菅波の長いひとり語りは、SNSでは「菅波劇場」とも呼ばれた。

 ◇たった2文で百音を動かす! 「案件」発言で視聴者ほっこり

 ・案件

 第106回(10月11日放送)では、菅波が、百音の両親へのあいさつについて、「1人で乗り切れるような“案件”じゃない」と表現するシーンが登場。「言葉がやっぱり菅波先生」「言葉のチョイスがさすが俺たち菅波w」「いかにも菅波らしい」と視聴者をほっこりとさせた。

 ・自分で選んだんでしょう それとも東京に戻りますか?

 第108回(10月13日放送)では、百音は、地元で働く中で感じた無力感を菅波にメッセージで告白。思い悩む百音対にして、菅波は「自分で選んだんでしょう」「それとも東京に戻りますか?」という2文だけ送信。この言葉は、百音が「私はここにいます」と意志を固めるきっかけとなった。

 ・19:5

 第115回(10月22日放送)では、百音と亮が海のまち市民プラザで話をしていると、菅波がやってくる。菅波はあいさつを交わした後、「19:5か……。圧倒的に分が悪いな」とつぶやく。数字の意味は、第116回(10月25日放送)で明かされ、百音の24年の人生のうち、島で亮たちと過ごしてきた年数と、菅波と出会ってからの年数の比率ということだった。

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