鷲尾真知子:「春よ、来い」以来、約26年ぶりの朝ドラ出演「高揚感あった」 「カムカムエヴリバディ」で上白石萌音の祖母役

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で橘ひさを演じる鷲尾真知子さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で橘ひさを演じる鷲尾真知子さん (C)NHK

 上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演している鷲尾真知子さん。鷲尾さんの朝ドラ出演は1994~95年放送の「春よ、来い」以来、約26年ぶり。出演決定時の心境を「やっぱり朝ドラは皆さんがすごく楽しみにしてくださる番組なので、『よかったー!』という高揚感がものすごくありました」と明かしていた。

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 「カムカムエヴリバディ」で鷲尾さんが演じる橘ひさは、しっかり者で頭の回転が速く、動じない安子(上白石さん)の祖母。ひさのおしるこは絶品で御菓子司「たちばな」のあんこの原点である。

 そんなひさは、おしるこを作る姿が印象的だが「皆さんに振る舞うシーンを撮影したときに『ああ、なんて優しい味だろう』と感動したんです」といい、「ひささんって、こんなに柔らかい甘さのあんこをつくれる女性なんだなあと感じました。もしかしたら私の役作りが間違ってた……!? と少し反省するほど、優しい味だったんです」と振り返る。

 「『こんなに優しいおしるこをつくるおばあちゃん。あれ? 私ちょっと……はじけすぎたかな』って(笑い)。長い間役者をやっていますが、こんな経験ははじめてかなあ。食べ物の味から役作りってあるんだなと感じた、初めての瞬間でしたね」

 また現場の雰囲気について「放送をご覧になったら分かると思いますが、橘家の様子そのままです。一人一人自分の持っているベーシックな人間性をそのままキャラクターの中に出してきているんです。まさに西田(尚美)さんは小しずさんだし、萌音ちゃんは安子だし、おじいちゃんは大和田(伸也)さん、甲本(雅裕)さんは金太、濱田(岳)さんの算太もね。それくらい『つくりもの』じゃない感じです。役者は『つくる』のが仕事ですが、核の部分はプライベートな萌音ちゃんであり、西田さんであり……という感覚ですね」と語っていた。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

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