安藤サクラ:“女性版・寅さん”「日本の美しさ、きっとまだたくさんある」 「私自身が旅を楽しむ」こと意識

NHK・BSプレミアムの特集ドラマ「旅屋おかえり」に出演する(左から)ヴァサイェガ渉さん、安藤サクラさん、草刈民代さん (C)NHK
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NHK・BSプレミアムの特集ドラマ「旅屋おかえり」に出演する(左から)ヴァサイェガ渉さん、安藤サクラさん、草刈民代さん (C)NHK

 女優の安藤サクラさん主演のNHK・BSプレミアムの特集ドラマ旅屋おかえり」が、2022年1月25日から4夜連続で放送される。ドラマは、SNSで「女性版・寅さん」と呼ばれている原田マハさんの同名小説(集英社)が原作。安藤さん演じるタレントでリポーターの丘えりかが、依頼人の思いを背負って代わりに旅する。安藤さんは、「おかえりちゃん(丘えりか)は、そのときに自分が感じたことをふと言葉に出すのですが、自分が知らない日本の美しさって、きっとまだたくさんあるんだろうな」とコメントを寄せた。

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 ドラマは全4回で、第1、2回が「秋田編」、第3、4回が「愛媛・高知編」。「愛媛・高知編」の撮影を11月上旬~中旬まで、愛媛県内子町、高知県檮原町を中心に行っており、安藤さんは、「秋田編をやって今回、愛媛・高知編のロケに入るときに、『とにかくこのドラマは私自身が旅を楽しむ。そうすればきっと場所の魅力も素直に視聴者の皆さんに届いていくんじゃないか』と思って愛媛に入りました」とコメント。

 「早速、愛媛の皆さん、内子の皆さんとコミュニケーションをとりながら最高に楽しい時間を過ごさせていただいています。和ろうそくや和紙作り、紙すきの現場にも行かせていただきました」と明かし、「内子に来てからも、ちょっとお散歩に出た時間とか、ふと目覚めて朝6時に町に音楽が流れた瞬間とか、至る所で感じております」と話している。

 愛媛・高知編では、女優の草刈民代さんが、えりかが内子町で出会う職人・国沢真理子、ジャニーズJr.の人気グループ「少年忍者」のヴァサイェガ渉さんが、真理子の息子・怜央を演じる。

 草刈さんは、「職人という役、地方に住んでいる職人の役はおそらく初めてです。撮影に入る前に、紙すきを埼玉で習って、撮影に臨みました。内子に入ってから天候の関係で数日撮影がなくなったので、レンタカーを借り、(高知の)梼原(ゆすはら)にもうかがったりしました。山の中をドライブしてものすごく気分転換になりました。こちらの方はドライブしたことがなかったのですが、山々が立派で、この数日で気分がリフレッシュし、とてもいい時間をいただきました」とコメント。

 「今回ドキュメンタリータッチの旅ドラマということで、おかえりちゃんは東京からいろいろな地方におもむきますが、私はここ(内子)に住んでいる人を演じるので、スーパーで買い物をしたり、いろいろなところに足を運んで人々を観察してみましたが、洗練された雰囲気があり、何か整然とした街というのでしょうか、工芸品などが生み出される、ないところから何かが生まれていくという空気を感じました。内子に住んでいる方を演じる中で、そういう雰囲気や、こちらの皆様の持つ雰囲気が伝わればいいなと思っています」とアピールした。

 ヴァサイェガさんは、「NHKのドラマに出させていただくのは2回目なのですが、お話をいただいたときにとてもうれしかったと同時に、緊張というか不安もありました。撮影が始まってからは、安藤さんも草刈さんもとてもやさしく話しかけてくださり、周りのスタッフさんもとても明るい撮影現場で、安心しました」とコメント。

 「今回の役でパーマをかけて、青いカラコンを入れているのですが、この見た目で日本語しか話せないという、とても不思議な、面白いキャラになっていると思います。今まで僕が演じてきた役はクールな役が多かったのですが、国沢怜央は今まで演じた役と違ってテンション高めで、元気な好青年というキャラクターなので、そういうところに注目してみていただけたらなと思います」とアピール。

 「今回、すごい大自然の中で撮影ができて、風が気持ちよく、自分の住んでいるところでは感じられないような空気感でした。今後なかなか行く機会はあまりないかもしれないので貴重な体験だなと思います」と話した。

 ドラマは、2022年1月25日午後7時半~同8時に4夜連続で放送。美保純さん、武田鉄矢さん、眞島秀和さん、勝村政信さんらも出演する。

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