青天を衝け:家康は“イノベーター”栄一をいつも応援「ときには息子、孫のように」 “語り部”超えて「すごいパワー発揮」

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で北大路欣也さん演じる徳川家康 (C)NHK
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NHK大河ドラマ「青天を衝け」で北大路欣也さん演じる徳川家康 (C)NHK

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(NHK総合、日曜午後8時ほか)最終回「青春はつづく」が、12月26日に15分拡大版として放送される。チーフ演出の黒崎博さんは、これまでドラマを見守ってきた徳川家康(北大路欣也さん)について、「いつも“イノベーター”栄一を応援しているのがにじみ出ていたし、ときには息子のように、孫のように(栄一を)見ている瞬間もあった」と振り返った。

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 黒崎さんは、「やっぱり北大路さんの力が大きい」としつつ、「最初は“歴史の語り部”として登場してもらった家康さんですが、客観で物語を見ている語り部としてだけではなく、(視聴者と)一緒になって物語を見てきた存在でもあるのだと思います」と印象を明かす。

 続けて「我々スタッフも最後まで“伴走”したいと思わせてくれる、すごいパワーを発揮していただきました」と感謝し、「家康のシーンを撮りきったときには、吉沢さんも感無量な表情をしていて、(家康と栄一の間には)時空を超えた不思議な関係ができあがっていたのだと思います」と振り返った。

 12月19日放送の第40回「栄一、海を越えて」では、家康が白を基調とした空間で「慶喜よ、よくぞ生き抜いてくれた」とねぎらうシーンがあった。黒崎さんは「慶喜もついに徳川の世を閉じたので、少し“天国感”が出てもいいのかなというつもりで、ああいう色調にしてみました」と解説。「最終回までもちろん家康さんにはドラマを見届けていただこうと思っております」と断言した。

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