英雄たちの選択:信長を最も苦しめた敵・大坂本願寺 “分岐点”「木津川口の戦い」の真相、驚くべき結末も

顕如と信長肖像画 信長/長興寺所蔵、顕如/貝塚御坊 願泉寺所蔵
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顕如と信長肖像画 信長/長興寺所蔵、顕如/貝塚御坊 願泉寺所蔵

 歴史を大きく変える決断をした英雄たちにスポットを当てるNHK・BSプレミアムの番組「英雄たちの選択」(水曜午後8時)。1月26日は、「信長最大の敵・大坂本願寺 ~歴史を変えた11年戦争~」と題して放送される。

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 戦国の覇者・織田信長を最も苦しめた敵・大坂本願寺。顕如率いる各地の門徒たちと信長との戦いは泥沼化の一途をたどり、11年の長期に及んだ。最大の分岐点となったのが、二度にわたる「木津川口の戦い」。大坂湾の木津川口から本願寺に兵糧を送り、後方支援していた毛利水軍と織田水軍が激突した。

 これまでの通説では、第1次海戦で手痛い敗北を喫した信長はわずか2年後に巨大な鉄甲船を建造して毛利との再戦に快勝、本願寺制圧の足がかりにしたとされてきた。しかし、一次資料に基づく最新の研究からは、毛利軍は絶えることなく本願寺に兵糧輸送を続けていた事実が判明。鉄甲船による信長の完勝という説も疑われている。

 いったい信長はいかにして危機を脱したのか。海戦の結果は信長の天下取りにどう影響したのか。番組では、新たな史料を基に、大坂本願寺との戦いの真相と驚くべき結末に迫る。

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