競争の番人:「人には怒らなきゃいけない時がある」 “小勝負”坂口健太郎に「私も怒れない人だから」「考えさせられる」

連続ドラマ「競争の番人」第2話の一場面 (C)フジテレビ
1 / 1
連続ドラマ「競争の番人」第2話の一場面 (C)フジテレビ

 俳優の坂口健太郎さんと女優の杏さんダブル主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「競争の番人」(月曜午後9時)の第2話が7月18日、放送された。公正取引委員会(公取委)第六審査(通称ダイロク)の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ、坂口さん)の「人には怒らなきゃいけない時があるんだよ」との言葉に、視聴者から称賛の声が上がった。

あなたにオススメ

 第2話では、ダイロクの白熊楓(杏さん)が、納入業者いじめに苦しむ生花店「フラワーショップ石田」に向かう。白熊は、法律で栽培が禁止されている「ハカマオニゲシ」が店内にあることに気付き、店長の妻・石田七瀬(野村麻純さん)に警察への連絡と販売分の回収を勧めるが、七瀬は「見逃してほしい」と頼む。

 しかし、匿名の通報で警察に発覚。七瀬は「こっそり処分すればバレない」と白熊から言われた、とうその証言をする。小勝負は、地元有力者の天沢雲海(山本耕史さん)がフラワーショップ石田を窮地に追い込み、傘下に入れようとたくらんでいたことを七瀬に伝える。白熊は七瀬に「気にしないでください」と語るが、小勝負からは「なぜ怒らないんですか? 白熊さん、あの人に裏切られたんですよ」と蒸し返す。

 「怒れ」「闘え」という小勝負の姿勢に疑問を持つ白熊。小勝負は「ずるした人が勝つ世の中よりはいいでしょう。人には怒らなきゃいけない時があるんだよ」と語った。

 小勝負の言葉に、SNSでは「考えさせられる」「かっこいいな小勝負君」「小勝負君の思いが真っすぐ伝わってくる」「私も怒れない人だから、聞いた時ドキッとした」といったコメントが並んだ。

 原作は、公取委を舞台にした新川帆立さんの同名小説(講談社)。20歳で司法試験に合格し、東京大法学部を首席で卒業した小勝負と、直情径行型の元刑事で新人の白熊らダイロク職員が、談合やカルテルなど企業の隠された事実をあぶり出す。

テレビ 最新記事